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Vゾーンに拘りを持つためのネクタイの基礎知識

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EC事業および実店舗とアパレル事業に携わり14年。 基本コンサバ路線で際立つオシャレより、取り入れやすく“こなれてる”ぐらいにおさめたい30代。 ドレス部門の仕入れを担当し、スーツなどフォーマルにも精通します。 アントレアミをこよなく愛するしっかりテーパード好きで、スニーカーはできるだけディアドラで揃えたい派ですが、最近はペリーコサニーの足なじみ良さに着地している身です。 FP事業も兼任するマルチワーカー。

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こんにちは!

スタッフ大畑です。

 

梅雨入り前の季節でしたが

本日は1日天気も良く暖かい1日ですね。

クールビズ期間の会社も増えてきて

電車の中でもノーネクタイで出勤されている方も

多く見ます。

 

しかし、どうしてもジャケットが必要な

シーンも出てきますね。

ビジネスシーンでのスタイルで

重要になってくるのがスーツ、シャツ、ネクタイから

成るV字の箇所であるVゾーンです。

 

人の印象は、胸から上で7割は決まると

言われており、Vゾーンで人に与える印象が、

変わると言っても過言ではないですよ。

そんな重役の1つを担っているネクタイですが、

ネクタイは、通年使用できることから

季節に合わせて素材感、消耗品なので

特に拘ってはいないという方も多いのでは

ないでしょうか?

そこで今回は、ネクタイを拘るにあたって

知っておくべき基礎知識として、

意外と知らないネクタイの各部名称や

種類、素材の特徴についてご紹介していきます。

 

各部名称

 

・大剣

英語ではエプロンとも呼ばれ、ネクタイの

太い方の剣先部分を指します。

大剣の太さは、スーツのラペル幅に合わせると

バランスが良いです。

また、クラシック回帰がトレンドの今、

ラペル幅が広くなる傾向にあるので

従って大剣の幅も広がっている流れが

あります。

 

・小剣

小剣とは、大剣と対称の剣先が

細い部分を指します。

ネクタイを結んだ際、基本的には

小剣は大剣よりも短い長さに

収める長さにします。

また、ネクタイの結び目から小剣を

ずらした「小剣ずらし」も流行しており

粋な着こなしで、周りとの差を

生み出すことも可能です。

 

・小剣通し

小剣通しとは、ネクタイの裏にある

ループ状の部分を指します。

使用用途としては、ネクタイを結んだ際に

大剣の裏にくる小剣を通し収まりが良くなります。

また、ブランドタグが小剣通しの用途を

担う場合もあります。

 

・閂止め(かんぬきどめ)

閂止めとは、別名バータックとも呼ばれており、

止め縫いの一種でネクタイの裏地にある

ステッチ部分を指します。

元来、芯地を固定しほつれてくるのを

防ぐために施されたものです。

また、最近ではデザインのアクセントとしても

利用されております。

この閂止めは、ネクタイのみでなく

デニムで言うとバックポケットやベルトループ、

ファスナー部分にも同じ使用で施されております。

縫製の品質面で見ておきたいポイントのひとつですよ。

 

・たるみ糸

別名スリップステッチとも呼ばれる

たるみ糸は、大剣あるいは小剣の

裏の部分のある輪状の糸を指します。

ネクタイが型崩れを起こした際に

糸を引っ張ることで調節できる仕様に

なっております。

初期不良のほつれではないので

間違えて切ってしまうとネクタイが

ばらばらになってしまうので注意して下さい。

また、このたるみ糸は、本格的なネクタイに

見られる仕様なので良いネクタイを探す際の

1つの指標にしてみて下さい。

ご存じない方も多くいますので

 

種類

・レギュラータイ

 

 

 

 

 

 

 

 

ダービータイとは、先端が三角形に

尖っているネクタイを指します。

元々は、イギリスのダービー競馬場で、

このスタイルのネクタイが流行したことが、

名前の由来とされています。

また、大剣の幅が8.5㎝程のネクタイで

スーツスタイルにも使い勝手の良く、

現在では最も多く使用されている

ネクタイとなります。

お持ちのネクタイのほとんどが

ダービータイではないかと思います。

 

・ニットタイ

ニットタイは、20世紀前半に登場した

編み地素材で作られたネクタイです。

一般的なネクタイと比較すると独特な

編み地で柔らかな表情のネクタイです。

オン、オフ問わず使用できる点も魅力です。

ビジネスシーンでは程よい抜け感、

休日のジャケパンスタイルではVゾーンの

引き締めも演出できますよ。

 

・ボウタイ


ボウタイとは、英語でbow tieと書き、

直訳すると「蝶々結びをするネクタイ」を

意味です。

聞き馴染みの無い方も多いかと思いますが、

ボウタイ=蝶ネクタイという意味になります。

19世紀後半にイギリスでタイの結び目のみを

残したものが作られ、これがボウタイの

誕生と言われております。

ハードルの高いボウタイですが、結婚式等の

パーティーシーンでスーツスタイルを

より華やかなものしてくれますよ。

また、ボウタイは他のネクタイよりも

フォーマルなイメージを持っている方も

多いのではないでしょうか?

しかし、ボウタイをカジュアルなアイテムと

合わせることによりワンランク上の

着こなしを楽しむ事もできます。

 

素材について

 

・シルク(シーズン:オールシーズン)

ネクタイの素材の中で最もポピュラーな素材が

シルクになります。シルクは、タンパク質で構成される

動物性の繊維で滑らかな肌触りが特徴です。

また、シルク製のネクタイは季節やシーンを

選ばず長く様々なシーンで使用することが

できことから最も普及しているネクタイの

素材と言えますね。

 

・リネン(シーズン:春/夏)

そんな様々ある素材の中でも夏の定番素材

「リネン」を使用したネクタイは、

クールビズ期間にオススメしたいネクタイです。

リネンは、吸湿性、速乾性などによって

夏の定番素材として知られていますね。

また、亜麻色と言われる、リネンの

ナチュラル色も魅力です。

季節感を演出してくれるので

ネクタイにもオススメの素材ですよ。

 

 

今回は、ネクタイの意外と知らない各部分の

名称や種類、素材とご紹介しましたが

いかがでしたでしょうか?

ネクタイを拘るにあたって知っておくべき

基礎知識が持っておくだけでネクタイ選びの

幅が広がりますよ。

 

 

では!スタッフ大畑

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