皆さん!こんにちは!こんばんは!文(ムン)です!
さてさて、今まで靴磨きの事について
忙しいビジネスマン必見!初心者にも最適なお手入れ方法!超簡単な革靴メンテナンス ~初級編~
誰でもすぐに始められる!超簡単な革靴のお手入れ靴クリーム塗布(メンテナンス)〜中級編〜
という感じで色々と書き連ねてきましたが、今回は
少々難易度を上げまして、上級編に突入します!
今回は・・・・・・・
鏡面仕上げを行います!
はい。(笑)いよいよですね!
ハイシャインやミラーシャインなんて、呼ばれることもありますね!
靴磨きを行う方。シューケアにあこがれてる方。
みんながあこがれて、なおかつ一度は挫折するのが
鏡面磨きです!(笑)
今回はそんなシューケアについて、色々と熱く
細かく、わかりやすく、ご説明していきながら
実際にやり方もご紹介いたします!
ではさっそく!と行きたいところですが・・・
まずは皆さんに鏡面仕上げの、からくりについて
少しご説明足します!
そもそも鏡面磨きとは?
はい。まずはここからですよね(笑)
鏡面仕上げとはシューポリッシュ、いわゆる靴用のワックスで革靴のトゥ(つま先)やかかと部分の
いわゆる芯材が入っている比較的しわが、入りずらい部分をを磨き上げて
鏡が反射するかのようにピカピカに磨き上げることを言います!
革靴の表面を鏡のような光沢を持った仕上がりにする手法ですので
革靴をより美しく、ドレッシーな雰囲気に仕上げることができます!
鏡面仕上げのメカニズムはこうです。
まず・・・
一見滑らかに見える革の表面には、肉眼での確認は難しいですが
実は凹凸が無数に存在しています。
イメージ的にはこんな感じですね( ´∀` )
そしてこの凸凹の部分を、油性ワックスを塗布することで
ワックスの成分に含まれる蝋分が、表面の凹凸を埋め
蝋分(ろうぶん)の膜を作り、それを磨き上げることで
平らにして、光の反射によって光沢を生み出すというものなんです。
はい。こんなイメージですね( ´∀` )
皆さん!鏡面仕上げのメカニズムは
なんとなくお分かりいただけたかなと思います。
なので、鏡面磨きをきれいに行うには
表面の凸凹をきれいに、均等にワックスで覆うことが
とても大切なんですね!
まあ、『百聞は一見に如かず』ということで
さっそく、鏡面磨きを行っていきたいと思います!
今回は前回、靴メンテナンスの中級編のブログで
靴クリームを塗布して、仕上げたダークブラウンの
タッセルローファーで、行っていきたいと思います!
この靴は今の状態でも十分美しいですが
鏡面磨きを行って、より高級感のある仕上がりに
していきたいと思います!
鏡面磨き①ワックスを塗布。
まずは革靴にワックスを塗布し
しっかりと乾かして、表面の凸凹を無くしていきます。
今回はサフィールノワールの
ビーズワックスポリッシュ(ダークブラウン)を
使用していきます!
中身はこんな感じです!
鏡面に使うワックスは油性なので、内容物に水がはいいておらず
一般的にやや硬いのが特徴です。
その点こちらのワックスは、油性ですが他社の
ワックスと比べると、油分が豊富で鏡面用の
ワックスにしては、柔らかいのが特徴で
伸ばしやすく、非常に使いやすいです。
ビーズワックスポリッシュはあくまで、鏡面仕上げに最適な
ワックスですが、革に保革効果も与えることがで
非常に優秀です!
それではさっそく塗っていきます!
このようにワックスを、少量指に取ります。
この時あまり多く取らず、写真のように
やや指に付着するぐらいでOKです!
指で塗るのにはちゃんとした理由があります。
それはですね・・・・
指の体温が硬いワックスを若干溶かしてくれて、薄く伸ばしやすくしてくれるからなんです!
そして指で直接塗るほうが、靴の状態を肌で感じ取れるので、ワックスが足りてない部分や
ワックスが乾いてるか、乾いてないかがわかりやすいんですね!
布を使って行う方もいますが、上記の理由から鏡面磨きの際は
僕は指で塗ります!
指に取ったワックスを直接革靴の
トゥ(つま先)の部分→かかとの部分の順番に塗布していきます!
最初はしっかりとワックスを定着させるために、やや強く押し込みながら
伸ばすような感覚で行います!
このように塗り順番に塗り重ねて行って、ワックスを乾かしながら
トゥ(つま先)の部分→かかとの部分の順番に、左右交互に行います。
ポイントは少量を手に取って、薄く塗り伸ばすことです!
そうすることで乾きやすくなり、スピードもアップします!
革靴表面の凸凹は、一回ワックスを塗布しただけでは埋めきれません。
なので、写真のように何度も同じ工程を繰り返し、ワックスで
凹凸を埋めていきます。
ポイントは・・・
しっかりと乾いているのを確認して、次のワックスを塗布することです!
ワックスが乾ききらずに、定着してない状態で次のワックスを塗布して
しまうと、ワックスの有機溶剤が作用して、塗ってるつもりがワックスを逆に
はがしてしまう恐れがあります!
鏡面磨きはしっかりとワックスを塗り固めて、表面の凸凹を無くす
ベース、すなわち下地作りが一番重要といっても、過言ではありません。
いくら水研ぎを行っても、うまく光らない場合などはこのベース作りが
甘い場合がほとんどです!なのでここは焦らず確実に行いましょう!
鏡面磨きの失敗の要因として、多く挙げられるのがせっかちや焦りですので
落ち着いて楽しみながら、行いましょう!
トゥの部分から滑らすように、サイドの部分にも少しワックスを
塗ってあげると、下からライトアップされたような美しい仕上がりに
なりますのでこの部分にも、少しだけ塗布していきます。
このような工程を繰り返し、何層にもワックスを塗り重ねて行きます。
人によって個人差がありますが、大体5~6層目まで塗りかねればベースはOKです!
5層ほど塗り重ねてみました!
しっかりと定着していますし、ワックスも乾いてます。
ムラもそれほどなく、きれいに塗り伸ばせたので
次の工程に移りたいと思います!
鏡面磨き②布を使って水研ぎ。
さてさて、次はいよいよ塗り重ねたワックスの表面を
布と水を使って研磨して、光らせていきたいと思います!
それではやっていきましょう!
まずはこのように布を指に巻きつけます。
必ずきれいな面を使うのと、しわができないように綺麗に巻きつけましょう!
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用意した水を指に巻きつけたクロスに、一滴から二滴ほど付けて
生地をほんのり湿らします。
少量で全然大丈夫なので、濡らしすぎないように注意しましょう!
ほんのり濡らした布にこんな感じで、少しワックスを取ります。
この時もあまり多く取らないように注意しましょう!
布にワックスを少量塗布したら、トゥの部分にも
1~2滴ほど水をたらします!
これで準備完了です!それでは磨いていきます。
トゥの部分からサイドを滑らせて、かかとの方へと小さな円を
描くように磨いていきます。
この時、力は全くいりません!力を入れて磨いてしまうと
せっかく塗り重ねたワックスの層を、剥がしてしまいかねないので
力は入れずにやさしく、水滴を飛ばしていくイメージで磨き上げていきます。
水滴が飛んだら再度1~2滴ほど水をたらして、さらに磨き上げていきます!
この時、優しく行うのは大事ですが、素早く手際よく行うことで、靴が早く光やすくなります。
光ってくるまでこの工程を繰り返します。
何回か磨いていくと、こんな感じでだんだんと
最初につけたワックスが取れて、白っぽくなってきます。
この状態はワックスが取れてる状態なので、再度ワックスを塗布して磨き上げていきます。
だんだんと光ってきましたね・・・・( ´∀` )
ここまでの段階になると、もうほとんどワックスは必要ないので
綺麗な面に変えて、ワックスは付けずに水だけで水研ぎしていきます!
もうちょっとで完成です。あと一息!
はい!ピカピカになりました!
これでほとんどフィニッシュですが、今回はさらに仕上げとして・・・
このような靴磨き用のグローブで、仕上げの研磨を行っていきます!
白い生地よりもさらに目が細かいので、最後のツヤだしに最適な製品です!
靴磨きは所作の世界でもあるので、グローブ状になっておりますが
あえて手にははめずに、このように二つに折って使用します。※その方がかっこいいという理由だけです(笑)
布の表面に水を1~2滴ほどたらして、全体になじませ磨いていきます。
水を飛ばすように手早く、表面を研磨していきます。
いかがでしょうか?ちょっと撮影者の僕が映り込んでますね(笑)
きれいな鏡面磨きが行えて満足してます!
ブローグ(穴飾り)のある靴でしたが、きれいに仕上がりました!
かかとの部分もしっかりと鏡面されてますね( ´∀` )
いやーやっぱり靴磨きは楽しい限りです!
鏡面磨きはじっくりと我慢して、焦らずに行えばそれほど難しいものではないです!
ここまでの工程で両足合わせて40分ぐらいです!
時間に関しては、やればやるほど早くなりますし
磨けば磨くほど上達しますので、皆さん!ぜひやってみてください!
ちなみに・・・
プロの方から教わりましたが、鏡面がわかってくるのは大体30足磨いてからだそうです。
僕はそのくらい磨いたかな?(笑)
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それでは! 文(ムン)でした!
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