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お手入れ特集

お手入れ特集Part3~カバンのケア(ナイロン/レザー)~

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EC事業および実店舗とアパレル事業に携わり14年。 基本コンサバ路線で際立つオシャレより、取り入れやすく“こなれてる”ぐらいにおさめたい30代。 ドレス部門の仕入れを担当し、スーツなどフォーマルにも精通します。 アントレアミをこよなく愛するしっかりテーパード好きで、スニーカーはできるだけディアドラで揃えたい派ですが、最近はペリーコサニーの足なじみ良さに着地している身です。 FP事業も兼任するマルチワーカー。

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こんにちは!

メンズコレクションHAYASHI津島店 大畑です。

 

前回、前々回とケア特集をご紹介しておりますが、

・『お手入れ特集Part1~サスティナブルについて~』

・『お手入れ特集Part2~シャツのケア(コットン/リネン)について~』

をご紹介してきました。

 

そして、今回はカバンのメンテナンスをご紹介していきます。

カバンは、衣類のように簡単に洗濯等のケアを行う人はほとんど

いないと思います。

また、鞄のお手入れについては分からないという人も

多くいらっしゃると思います。

しかし、カバンも衣類同様に正しいケアをしてあげるだけで

かなり長持ちできるアイテムです。

 

また、カバンも前回のシャツ同様に様々な素材から作られているのですが、

今回は代表的な「ナイロン」、「レザー」にスポットを当て、それぞれの

ケア方法をご紹介していきます。

 

 

ナイロンバックのメンテナンス

軽くて丈夫なナイロン素材は、男女問わず人気の高いカバンの素材で、

耐水性にも優れており使いやすい為、使用する頻度も多いかと思います。

しかし、高頻度で使用するため、カバンにも汚れが付きやすくまた、

レザー素材もカバンと比較すると、汚れやすかったり、汚れが染み込みやすく

取れにくい素材でもあります。

レザーが使われているアイテムはクリームでのケアやブラッシングといったお手入れを

行うイメージがありますが実は、ナイロン素材にもお手入れ方法があるのを

ご存知でしたでしょうか?

早速、意外と知らないナイロンバッグのメンテナンスをご紹介していきます。

 

①ホコリ等の汚れを落とすブラッシング

レザーも物よりも扱いやすいナイロン素材ですが、使用しているとホコリが溜まりますので、

ナイロンバッグのケア頻度は、およそ1ヶ月~2ヶ月に1回程度行って頂ければ十分です。

先ず、初めにバッグ全体のホコリを落としましょう。

ブラシを使ってバッグの表面を軽く叩くように汚れを落としていき、ちょっとした

軽い汚れは落とせる場合もあります。

また、落とせない汚れがあっても落とす前の作業として表面のホコリを

除去していきます。また、バッグの縫い目や生地の間などにホコリ、砂が

入り込んでしまっている場合があり除去し辛くなっている際は、

先が小さいブラシで丁寧に除去して下さい。(柔やら目の歯ブラシでも可能です)

また、この際に底板があれば外しておく。

※強くブラッシングし過ぎると傷が付いてしまう可能性があるので優しく行う

 

②中性洗剤でしつこい汚れを除去

①のブラッシングで簡単な汚れやホコリは取れますが、しつこい汚れは残っております。

次に、表面や内側のしつこい汚れを綺麗にする為、

・綺麗な布

・中性洗剤(オシャレ着洗剤)

を用意します。

中性洗剤を水で薄めタオルに浸して絞り、表面を軽く叩くように拭き

汚れを落としていきます。また、内側も表面同様に行っていきます。

また、先ほど外した底板も汚れやすい部分になりますので

ゴミを掃ってから拭くようにして下さい。

 

③陰干しでしっかり乾かす

乾かすに際に注意して頂きたいポイントは

バッグの形を整えてからから干す事です。

整えずに干してしまうと本来のバッグの形が

崩れてしまい変形したままになってしまうので

ご注意下さい!

ナイロン素材は熱に弱い性質を持っておりますので

直射日光は避け、日陰で干しましょう。

水分を含んだナイロン素材はカビが生えてしまう場合が

ありますので風通しの良い場所が好ましいです。

また、乾かす際に乾燥機やドライヤーを使用することはNGです。

上記にもあるように熱に弱い性質なので生地にダメージを与えてしまったり、

生地が縮んでしまう可能性があるのでご注意下さい。

 

~その他~ 消しゴムを使って汚れを除去

ブラシや洗剤等を使用しないちょっとした裏技で、

ナイロンの表面の少しの汚れを簡単に除去が可能方法で「消しゴム」で

汚れている部分を擦る汚れが落ちる場合があります。

コチラの方法は必要な物は消しゴム1つなので手軽に

ケアできるという方法です。

また、ゴシゴシ強く擦ってしまうと傷の原因にも

なりますのであくまで軽く擦ることを意識し行って下さい!

(消しゴムの種類についてはプラスチック消しゴムが好ましいです。)

 

 

レザーバッグのメンテナンス

レザーに関しては、上記のナイロン素材のメンテナンスとは異なる

部分がございます。また、レザーに関してナイロンよりもデリケートで

細目なケアが必要になってきます。

ケアを怠ってしまうと、乾燥によって表面がカサカサし、最悪の場合

ひび割れが発生してしまうことも。。。

これは、人間の肌同じように様に乾燥対策のケアが必要ということです。

 

しかしそんなレザーも、正しくケアし使い込めば使い込むほど

艶やしなやかさ、風合いが増す経年変化も愉しみの1つではないでしょうか。

ここからは、レザーバッグのケアについてご紹介していきます。

 

①乾拭きorブラッシング行う

レザーを綺麗に保つためには「乾拭き」を行うことが好ましいです。

「乾拭き」とは、バッグの表面が傷つかない様な柔らかな素材の布で

優しく拭きましょう。

こうすることで、バッグに付着したホコリを落とすことができ、

レザー本来の光沢を保つことが出来ます。

また、使用後は出来る限り毎回乾拭きを行うと

より劣化を防ぐことが出来ます。

また、ブラッシングも同様にカバンに付着したホコリを落とし

表面をきれいにする作業です。

ブラッシングの際も、優しく行い革の表面に傷をつけない様に

行います。

また、シューズのお手入れの場合は、馬毛や豚毛、山羊の毛など数種類の

ブラシを使用しますが、カバンやサイフ、ベルトなどの革小物製品は

馬毛のブラシのみご用意頂けらば結構です。

 

②リムーバーでクリーニング作業

 

①の工程で汚れを全体的に落とせば次にクリーニングを行います。

細かい汚れや、古いワックスなどを取り除いていく工程です。

布にクリーナーを少し(数滴)出し、汚れの目立つ箇所を優しく叩きながら

汚れを浮かします。汚れが浮き上がれば綺麗な布で拭き取ります。

クリーナーを多く布に取り過ぎてしまったり、強く擦ると色落ち、

変色の原因にもなるので注意して下さい。

 

③オイルケア

最後にクリームを使って革に栄養分を補給させていきます。

(※靴クリームでも構いません。)

クリームもリムーバー同様に布に少量付着させカバン全体の

均一に馴染ませていきます。

このときの注意点としては、クリームを多く付けてしまうと

シミの原因になります。

 

最後に

今回は、バッグに使用される代表的な素材である「ナイロン」、「レザー」に

スポットを当て2種類の自宅で出来る簡単なお手入れ方法を

ご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

手軽で使いやすいナイロン素材のケア方法は

ご存じで無い方は多くいらっしゃったのではないでしょうか?

ナイロンもレザーどちらもお手入れ1つで何年、何十年と使い続けることが出来ますので

是非参考にして下さい!

 

では!スタッフ大畑でした。

 

 

 

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