皆さんこんにちは!こんばんは! 文(ムン)です。
さてさて、皆様!
以前僕が書いたシューケアに関する記事は
読んでいただけましたでしょうか?
まだという方は是非一度読んでいただきたいものです!
まだ読んでない方は下記↓↓の記事をご覧ください!
忙しいビジネスマン必見!初心者にも最適なお手入れ方法!超簡単な革靴メンテナンス ~初級編~
前回はシューケアの、初級編ということで主に
ブラッシングと、クリーナーを使ったクレンジングについて
お話しさせていただきました。
今回はいよいよクレンジング後のケア
すなわち!・・・
靴磨きの醍醐味である、靴クリームを使用して
仕上げまでおこなっていきたいと思います!
さらっと靴磨きの、基本的な流れをご説明しますと
基本的な手順は
ステップ①ブラッシングでホコリ落とし
ステップ②リムーバーでクレンジング
ステップ③クリームを塗布
ステップ④ブラッシングで磨き上げる。
ステップ⑤布でからふき
という手順が一番の基本になってきます!
前回の初級編では、ブラッシングとクレンジング
すなわち、ステップ①~ステップ②までを
行っていきました!
今回は前回の工程に加えて
クリームを塗布した後ブラッシングで磨き上げて
布でからふきまで、行っていきます!(ステップ③~ステップ⑤)
ちなみに・・・
YouTubeでもご紹介してますので、ブログより
動画が気になる方は、下記の動画をご覧ください!
それではさっそく行っていきます!
今回はこちらの革靴を、磨いていきます!
写真
すでにクレンジング(ステップ①~ステップ②)までの
工程は完了しておりますので、さっそくクリームを塗布していきます!
ステップ③靴クリームを塗布。
今回僕が使用するクリームは、こちらになります。
出典:オクテット
サフィール・ノワールの、クレム1925になります!
靴磨きをしている方であれば、必ずと言っていいほど
名前の挙がる、王道中の王道クリームになります!
このクリーム
具体的に何がいいのかと申しますと・・・・
とにかく万能なんです!!!
何が?ってなった方ご安心くださいませ!
実際の靴磨きの工程から脱線しますが
靴を磨くうえで、クリームの特性を知っておくことは
とても重要なので、少々このクレム1925について
お話ししていきます!
YouTubeでも詳しくお話ししてますので、動画の方が気になる方は下記↓↓の画像からご覧ください!
そもそも靴クリームには
油性と乳化性という、2種類が存在します。
具体的に何が違うのか簡単に説明しますと・・・
中に配合されている、主成分が違い
この成分の違いが、実際に靴磨きをするにあたって
靴の仕上がりに影響してきます。
乳化性クリームは主に、蝋、油、水で形成されてます。
油性クリームの場合は、蝋、油のみで形成されております。
要するに・・・・
乳化性クリームと油性クリームの違いは
内容物に水が入ってるか、入ってないかです!
ただこの水が仕上がりに大きく影響してきます!
そもそも靴クリームを塗布して、革靴を磨く主な目的は
革に、栄養や保湿といった効果を与えることで
汚れや乾燥等から靴を、守るためです!
クリームに入ってる水が、保湿の役割であり
蝋や油分が栄養を与えてくれます。
ということは・・・
3拍子揃っている乳化性クリームの方が
油性クリームより優れているじゃないか!!!
と思った方・・・・
その通りなんです(笑)
しかし、乳化性クリームの場合内容物に水が入ってる分
油性クリームに比べて、蝋や油分の配合率は低くなります!
油分や蝋の配合率が、油性のクリームに比べて低い分
乳化性クリームは仕上がりが、ややマットな仕上がりになります!
反対に、油性クリームの場合乳化性クリームに比べて
油分や蝋が豊富に入ってます。※正確には配合率が高い。
なので油性クリームの場合、油脂や蝋で革の表面に被膜をつくり
ツヤ出しや軽い汚れや雨などから保護することができます。※乳化性クリームの場合も同じですが、効果は油性の方が高い。
油性クリームは本来、乳化性クリームのように革に必要な水分や油分を補給できるものではないため
必須のアイテムではありません。→ちょっとツヤを出したいなぁというときに使用します。
長々と書きましたが、靴クリームには全部同じというわけではなく
色々あると知って頂ければ幸いです。(笑)
しかしながら今回使用するサフィール・ノワールの、クレム1925は
油性でありながら、革への栄養効果や防水効果が抜群に高いです!
つまり、油性クリームでありながら、乳化性クリームのように
革に栄養を与えなおかつ、ツヤも出せちゃいます!
なので・・・
靴クリームに選びに迷ってる方は、まずはクレム!
で間違いありません!
しかし、クレムも油性クリームになるので
内容物に水は入ってません。
つまり、革に栄養を与えることはできても
保湿効果はそこまで望めません!
ただ・・・
革の保湿ケアに関しては、定期的に靴磨きを行ってる靴の場合
使っているクリームの種類に限らず、そこまで神経質になる必要は
ないと個人的に思います!
保湿ケアは大体、半年に一回程度で大丈夫です!
ケア方法に関しては後ほどご紹介いたします!
さて・・・
だいぶ脱線してしまいましたが、本題に戻りましょう(笑)
皆さん。もうクレムの特性はある程度お分かり頂けたと思いますので
靴の栄養とツヤを出してくために、さっそく塗っていきます!
出展:オクテット
クリームをこのようにブラシで、米粒2~3粒ほど取ります。
クリームを塗るときに手でやる方もいますが
僕の場合は、シンプルに手を汚したくないのと
少量のクリームで均等に、塗り伸ばしたいため
小さな靴磨き用の、ブラシを使います。
少々蓋の部分で慣らし、ブラシに付いたクリームを
均等にならします。
このようにクリームを塗布するための
ブラシに関しては、色がしっかりと付着してしまうので
色ごとに集めましょう!
靴にまんべんなく塗布するように
ブラッシングしていきます。
ポイントは薄く塗ることです!
片足一足に米粒2~3粒ほどで十分に
栄養補充と着色は可能ですので、塗りすぎには注意しましょう!
この時靴のコバの部分にもしっかりと
クリームを塗布していきましょう!※こういう部分もブラシの方がやりやすい。
クリームを塗布し終わった感じは、こんな感じです。
少々マットな感じで、塗ってるのがよくわかりますね。
見落としがちなかかとの部分にも、しっかりとクリームを塗布します!
しっかりとクリームを塗布したので
次はブラシを使って、クリームを浸透させます!
ステップ④ブラッシングで磨き上げる。
クリームを伸ばす場合は、馬毛ブラシに比べて
毛足が固くコシのある豚毛ブラシを使い、ブラッシングしていきます!
塗布したクリームを
靴の中に浸透させるイメージで、ブラッシングしていきます!
この時は、グッグッと力強めに行っていきます!
この時点でかなり、クリームも浸透してきて
うっすらとツヤも出てきましたね!
栄養もしっかりと浸透しているので
革も柔らかくなってます!
さて・・・・
いよいよ仕上げに突入します!
ステップ⑤仕上げに布でからふき。
最後にブログでも度々登場している
布でからふきを行っていきます!
写真は僕の私物になりますが(使わなくなったハンカチ)
靴磨き専用のタイプもございますので
残っているクリームを取り除いて
靴を輝かせるようなイメージで、拭き取っていきます!
このように、残っているクリームが取れてきます。
汚れた面はきれいな面に変えて、再度磨き上げていきます!
布にまったく付着しなくなるまで、磨く必要は
ありませんが、塗布したクリームの
ザラッとした感触がなくなり、すべすべな手触りになるように
磨き上げていきます!
靴の表面がザラッとしているということは
余分なクリームが残ってる証拠です。
余分なクリームを残したままにしてしまうと
ホコリやゴミなどが靴に、付着しやすくなり
ホコリが付着した部分から、靴は乾燥してしまいますので
ここはある程度入念に、行っていきます!※クリームを塗りすぎると、この工程で苦労します( ;∀;)
はい!こんな感じできれいになりました!
栄養もしっかりと入り、ツヤもきれいに出ています!
履きしわも伸びて、いい感じです!
いやー気持ちいい!
やっぱり靴磨きは、楽しい限りです!
それにしても、さすがはクレムですね。
本当にきれいなツヤです!
今回はクレムのダークブラウンを使用して
磨きました!
ちなみに・・・
先にも述べましたが今回使用クレム1925は
油性のクリームになりますので、栄養と補色は
バッチリですが、保湿はイマイチです。
そこで・・・
半年に一回ほど、保湿ケアも行ってください!
保湿ケアに関しては乳化性クリームの中でも
特に、保湿に優れたデリケートクリームという
製品がございますので、そちらをオススメします!
出典:オクテット
はい。こんな感じのものですね!
使い方としてはクレンジングを終えた後
いつもならクリームを使ってるタイミングで
クリームを塗布する前に、デリケートクリームを使用していきます!
塗り方に関しては、この前にご紹介した
ステップ③~ステップ⑤までの、工程を行ってください!
その後、通常通りのケアも行っていけばOKです!
ひと手間加わるので、少々手間ではありますが
長く靴を履くためには、ケアはとても
大事になってきますので、ぜひとも
皆さん!やってみてください!
次回は!
鏡面磨きを行っていきますので
皆さん!お楽しみに!
以上!文(ムン)でした!
※鏡面磨きの方法が気になる方は下記↓↓のタイトルからご覧ください!
超簡単な革靴のメンテナンス〜上級編〜ハイシャイン(鏡面磨き)の磨き方
そのほか、今回ご紹介させていただいたサフィールの
製品などが気になる方は、コチラをご覧ください!