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これはダメ!NGポイント2点を押さえるだけ。大人の秋冬ジャケット着こなし方~Octet Men’sFashion Channel~

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2003年より、株式会社林商店にて、スーツのバイヤーからスタート。 当時、多くの紳士服路面店であったように、ビジネススーツを中心に販売するお店から、イタリアを中心としてカジュアルアイテムをセレクトし、大人のセレクトショップへと変化させました。 イタリアでの直接買い付けからスタートさせ、現在は、イタリアの工場に直接オーダーをお願いしたり、展示会などを通して、日本により良い商品をいち早く紹介するお店に変えました。 現在は、イタリアの文化とも感じる、おじさん男性の元気が良いところも、服だけでなく日本に輸入したい!といくつになっても、男性もファッションを楽しめる日本に変えたいと奮闘しています。

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こんにちは!オクテットメンズファッションチャンネルの林です。
僕のチャンネルは気に入ったアイテムやブランド、コーディネートのアドバイスをするチャンネルとなっております。

今日は「この秋冬オススメだよ!」というジャケットの着こなしについてご紹介させていただこうかなって思っているんですけど、まずはジャケットのNGについて。

秋冬のジャケットの着こなしでダメだよっていう所をご紹介させていただきつつ、「これはOKだよ」「コーディネートもこうしたら格好いいよ」っていう着こなしをお伝えしつつ、この秋冬ジャケットを楽しみましょうという動画なっております。
今日もよろしくお願いします!

 

 

秋冬のジャケット素材とコーデ気をつけるべきポイント

ということで早速なんですけれども、ジャケットを僕たち大人の男性が着るということは、いつもお伝えするんですけれども、やっぱりジャケットって着ているだけで格好よく、また着てるだけでちゃんとした人に見えるっていうのが、僕は最大のメリットじゃないかなって思っているんですけれども、そこを踏まえて今回はこういうのはNGだよというお話をさせていただこうと思っています。

なので「いやいや、それ結構カッコいいじゃん」とか「悪くないんじゃないの?」っていうのはもちろんあると思いますし、また若い方が上手に着こなすと意外に格好いいよね、みたいなのはやっぱりあったりしますので、一概に全部がこれはダメだよってことではなくて、ジャケットを僕たちが大人の男性、アラフィフな人がちゃんと見てもらいたいっていう時に、こういう着こなしのがいいよというお話ですので、そこで勘違いせず聞いていただきたいなと思っております。

 

素材選びに気をつける

今回NGポイントは基本的には2点ですね。1点目は素材の話。2点目はコーディネートの話ということになっています。

1点目の素材に関して言うと、秋冬のスタイリングになりますので素材選びにはちょっとだけ気をつけていただきたいなと思っています。ジャケスラ、もしくはこういうジャケットっていうのは、春も夏も秋も冬も一緒だと思われる方、ジャケットと言えばジャケットだろ?みたいな。形も気になるんですが、秋冬は秋冬の素材を使ったジャケットをできれば着ていただきたいなと思うんですね。

 

僕が着ているジャケットも表面感のあるウールの黒のジャケットになりますし、例えばこれは春夏のコットンのジャケットになるんですが、カッコ悪いとか白が良いか悪いかってことじゃなくて、秋冬でも白は全然いいんですが、こういうぺらぺらの薄いいかにも夏用というジャケットを冬に着るっていうのはあんまりオススメできないです。

同じコットンでも生地のしっかりした肉感のあるものを選んでいただく。またウールや他の素材でもいいんですけれども、起毛感があって冬に楽しめるものを着ていただく。

もちろんスーツ地のようにソリッドなウールの服ももちろんあって、それは10マンスリーと呼ばれるようなアイテム、10ヶ月~12ヶ月着る事の出来るような服もありますが、やっぱりジャケスラで着るっていうのは、ファッションを楽しむっていうことと僕は一緒のことじゃないかなと思うので、そうなったらせめて春夏と秋冬2通りは持っていただきたいなと。素材で選んでいただきたいなって思います。

これが1点目です。

 

コーディネートのアドバイス アウターの丈感について

ここからは2点目コーディネートのアドバイスについてお話ししていきたいなと思うんですが、まず丈感のお話をさせていただこうかなって思います。

基本的にジャケットのサイズが体に合ってない。そもそものサイズが合わない問題は今回はご紹介しないので、それはまた別途お話させていただければと思います。

今回は身体に合ったサイズのジャケットを着た上で、これはやめた方がいいよっていうお話をさせていただこうと思っています。

 

サイズの問題まず1点目ですね。1点目は何かっていうと、冬はアウターを着ると思うんですよね。なのでアウターを着た際に、アウターのサイズがジャケットよりも長くなってほしいっていうお話をまずさせていただこうと思います。

 

はいこんな感じですね。よくあるこういうスポーティーなショート丈のダウン。カジュアルで着こなしてもらったらめちゃめちゃ格好いいんですけど、ジャケットと合わせる時はちょっと違和感を感じてしまうんですよね。

後ろから見るとちょっと後ろが出ていて、あんまり格好のいい感じはしないですし、そもそもジャケットがエレガントでダウンジャケットがスポーティーなので、ちょっとミスマッチっていうところもあります。

もちろんこのヘルノのダウンジャケットはダウンジャケットでとてもカッコイイので、うまくコーディネートしてもらえたらいいんじゃないかなって思っています。

じゃあどうすればいいかっていうのもご紹介しようと思います。

 

こんな感じでちょっと長めのダウンを選ばせてもらいました。先ほどと同じヘルノラミナーというちょっと長めの丈のアウターを合わせています。こういった感じでジャケットが隠れるような姿の方が僕は格好いいんじゃないかなと。

またチェスターコートだったりトレンチコートとかいろんな種類のコートがあるんですけども、Pコートでもジャケット丈よりちょっと長い、それを意識してコートを選んでいただくとジャケットと合うんじゃないかなと思っています。

ジャケットと合わせて着こなして頂く場合、単体でカッコいいなと思うコートでも相性が合わなかったりするので、個人的には無地っぽい方がジャケットの上のコートっていう意味では合いやすいのかなと思ったりします。

ウールの柄物のコートはコーディネートの組み合わせとか着こなしとかが結構難しいので、個人的にはシンプルなものを選んでコーディネートした方が楽じゃないかなと思ってます。

これが1つ目になります。

 

ジャケットより長いインナーを使わない

続いて2点目ですね。2点目はインナーの丈感です。もちろんシャツだとタックインしていることが非常に多いので、ジャケットを超えるってことはあまりないんですけども、ニットとかTシャツだとジャケットを超えてくることがあるので、ジャケットより収まっているということを意識してもらえたらいいなって思います。シャツはもうパンツの中に入れてしまった方が、僕はエレガントじゃないかなと思います。

 

これだとちょうどアウトしていても良いぐらいの丈感のジャネットのシャツになるんですけれども、これぐらいの感じだったら意外にいいんじゃないかと思うかもしれないですけど、後ろ姿も含めてこうジャケットにシャツが出ているっていうのはあんまり格好良くないなっていう風に思います。

ジャケットはエレガントに着こなす、ということを一番にイメージしてもらってコーディネートを意識してもらうといいんじゃないかなって思ったりします。

もちろんこういうシャツアウトっていうのも、若い子が着ていて格好良いなと思いますし、韓流ではないですけど、BTSがミュージックビデオで踊ってるのを見てめっちゃ格好いいなと思っても、僕たちオジサンでは多分無理だろうと(笑

同じ感じにはならないぞと思います。

歴史とかもありますんで、是非ちょっとエレガントにタックインしてきてもらうということを意識してもらって、ニットとかカットソーもジャケットの丈を出ないっていうことをイメージして、インナーを選んでいただけるといいんじゃないかなって思います。

これが2点目になります。

 

肉厚のインナーを選ばない

そして3つ目ですね。3つ目はインナーのアイテムに気をつけるっていうことですね。こちらはザノーネのケーブルのミドルゲージのニットになるんですけれども、丈感はちょうど合ってるんですが、柄がちょっとあるっていうことと、やっぱりミドルゲージなので肩が張ってしまうのと、外側の生地よりも中の生地のが分厚く見えるので、やっぱり素材の違和感っていうのを感じたりしてしまうので、ジャケットのインナーはできるだけハイゲージのものか、先程のシャツとかカットソーとかサラッとしたものを選んでいただけたらいいんじゃないかなと思います。

 

はい、こういった形ですね。同じグレーなんですけれども、ハイゲージのニットをジャケットに合わせるってことですね。丈感も伸ばしてもジャケットの内側に入るっていうのは大事なことです。

ニットでこれより長いアイテムがあるのかって言われたら正直あんまりないかもしれないのですが、今だとカットソーはオーバーサイズのカットソーとかあったりするので、ジャケット超えちゃったりするものもあるかもしれないので、そこは丈感も気をつけつつ、こういったハイゲージのニットを選んでいただくとジャケットとの相性も僕はすごくいいんじゃないかなと思っています。

さらに模様がないニットを選んで頂くとジャケットの良さが引き立つと思いますので、それを考えていただいて、首元は今はクルーネック着てますが、これがモックネックでもタートルネックでも、それはどれでも格好いいんじゃないかなと思いますし、ジャケットのインナーにするなら首元詰まり気味の方がエレガントに見えるんじゃないかなと。

ジャケットで首元がガバッと開いてるっていうのはセクシーには見えるんですけれども、特に日本人の大人の男性がセクシーに振るのは結構難しいので、そこだけちょっと考えていただいて、エレガントに上品に着るっていうことを意識していただけると格好いいんじゃないかなと思います。これが3つ目ですね。

 

パンツとジャケットの色差について考える

そして4つ目ですね。こちらボリオリのカシミアのジャケットとスメドレのニット。そしてベルウイッチのスコッチというパンツなんですけれども、4つ目はジャケットとパンツのトーンが近いとぼやけてしまうよっていうことですね。

もしかしたら同素材のセットアップスーツに見えてるかもしれないですけれども、セットアップスーツだったら格好いいと思うんですよね。でもこれは素材が違うのでぱっと見たらすごく違和感が出ちゃうんじゃないかなって思います。

なので同系色を合わせすぎるっていうのはやっぱり良くなくて、先程のデニムだったり、こういうスラックス調のものでも格好いいので、色をちょっと変えてあげる。これが僕は大事じゃないかなって思います。

こういった形でパンツをライトグレーにしてちょっとメリハリをつけてあげるってことですね。先程のグレーのインナーだと、やっぱりライトグレーのパンツとライトグレーのニットが似たような色なので、これまたボヤっとしてしまうので、色合わせるならジャケットとインナーの色を合わせることですね。

ジャケットとインナーの色を合わせて上と下とのコントラストをきっちりつけるっていうのがすごく大事なことだと思います。

その中でジャケットでよりエレガントに見せるっていうことをイメージしていただければいいんじゃないかなと思いますし、この組み合わせでパンツが今回はベルウイッチのスコッチを選ばせてもらってますけど、普通のチノでもいいですし、デニムでも僕はこのコーディネートだったら成立すると思っていますので、こういった形でジャケットを上手に着こなして、この冬ジャケットの着こなしをマスターしていただきたいなと思っています。

 

まとめ:ここだけ見ていただければ大丈夫!

今日のまとめ1つ目は素材に気をつけるということですね。夏の素材を秋冬も一緒に着ない。これが1つ目。

もう一つはコーディネートにおけるジャケットのスラックスということなので、どちらかというと上品・エレガントに着こなしほしいということで、コーディネートのアドバイスになります。

1つは冬のアウターを合わせる時に丈に気をつけるってことですね。アウターを着るならジャケットよりも長いもの。そしてインナーにするなら、今回もそうですけどもジャケットの丈よりも短いもの。これは基本中の基本なのでまず覚えていただきたい。

そして2点目はジャケットのインナーは出来るだけハイゲージだったりシャツだったりカットソーだったりと、あんまり肉感のないものを選んでいただきたいです。

そして4つ目。ジャケスラなので出来れば上と下のトーンを分けていただく。

この4つを注意していただければ格好よく着こなしていただけると思いますので、これでビジネスカジュアルは僕は完璧じゃないかなと思います。ぜひこの秋冬はジャケットに挑戦してみてください!

 

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プロフィール

オクテット バイヤー :林 啓成(はやし ひろなり)
株式会社 林商店
オクテット名古屋
インポートセレクトショップ でらでら
担当バイヤー

20代をビジネスウエアのメーカーで服の作り方を学び、2003年より株式会社林商店にてスーツのバイヤーからスタート。

当時、多くの紳士服路面店であったようにビジネススーツを中心に販売するお店から、イタリアを中心としてカジュアルアイテムをセレクトし、大人のセレクトショップへと改造。

イタリアでの直接買い付けからスタートさせ、現在はイタリアの工場に直接オーダーをお願いしたりピッティウオモを中心に展示会などを通して、日本により良い商品をいち早く紹介するお店に変えました。

現在はイタリアの文化、おじさん男性の元気が良いところを日本に輸入したい!と、いくつになっても男性もファッションを楽しめる日本に変えたいと奮闘しています。

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以上、オクテットの林でした!

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