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シックに魅せるメンズのキルティングジャケットが“肝”

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英国らしいシックなムードをまとうキルティングジャケット。スマートな印象と確かな保温力を兼ね備え、秋冬の大人スタイルに欠かせない一着です。
ビジネスから休日のカジュアルまで幅広く活躍し、近年はメンズ・レディース問わず人気が再び高まっています。街でもその着こなしを見かける機会が増えてきました。

今回は、キルティングジャケットが支持され続ける理由と、英国ムード漂う注目ブランド2選、そして30〜40代男性におすすめのコーディネートをご紹介します。

 

 

キルティングジャケットとは?

キルティングとは、2枚の布の間に中綿などの詰め物を入れて刺し縫いされている見た目が特徴的です。

軽量・保温性・防寒性に優れており、シンプルで洗練されたデザインが多く、ビジネスからカジュアルまで幅広く楽しめるアウターになります。キルティングジャケットでは、縫い合わせがダイヤ柄が多く使われています。

馬 キルティング

出典:Estrella Horse Blankets

ちょっとした小話ですが、50年以上前のイギリスでは、軽量で保温力に優れたキルティングが馬用ブランケットとして使われていました。その機能性に着目した乗馬愛好家の「愛馬と同じ素材を身に着けたい」という声から、キルティングジャケット/コートが誕生したと言われています。

こうした背景があるからこそ、キルティングジャケットには英国らしい風合いと品格が宿っているのです。

 

キルティングジャケットの特徴

先ほども少しお話したのですが、ポイントはこの3つ!

①軽量・保温性・防寒性

近年ダウンも軽量化が進んでいますが、それでも「重い」「肩がこる」という声は少なくありません。
その点、キルティングジャケットは生地の間に中綿を挟んだ構造で、驚くほど軽く、それでいてしっかり暖かい。重さを感じにくいアウターを求める方に最適です。

 

②汎用性が高い

ビジネスにもカジュアルにも自然に馴染み、どんなコーディネートにも合わせやすい一着です。
無駄のないシンプルなデザインだからこそ、上品なスタイルもつくりやすい。持っていると想像以上に出番が多くなります。

 

③動きやすい

乗馬用ウェアを原点に持つため、肩まわりの可動域が広く動きやすい作りです。
中綿ブルゾンのような厚みが出にくく、長時間着続けるシーンでも肩がこりにくいのが魅力。アウトドアでも荷物になりにくい軽快さがあります。

 

英国ムード漂うおすすめブランド

MACKINTOSH(マッキントッシュ)

1823年にスコットランドで誕生したMACKINTOSHは、英国を代表するアウターブランドです。
雨の多い地域ならではの背景から、防水性を追求した独自の「マッキントッシュクロス」を開発し、レインコートの名門として世界的な評価を確立しました。

現在では、伝統的な技術を受け継ぎながらも、都会的で洗練されたデザインを展開。無駄を排したシャープなシルエットと確かな機能性は、働く大人の男性にふさわしい品格を備えています。
キルティングジャケットにおいても、英国ブランドらしい端正さと実用性が息づいています。

マッキントッシュ

MACKINTOSH(マッキントッシュ)の全ラインナップは画像をタップ

 

Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)

MACKINTOSHの旧社名を受け継ぎ、2007年にカジュアルラインとして再スタートしたブランドがTraditional Weatherwearです。英国らしいクラシックな要素に、現代の空気感をほどよく取り入れ、デイリーに使いやすいウェアを展開しています。

キルティングコートや中綿アウターを中心に、上品さと軽快さを兼ね備えたデザインが特徴。ビジネスにもカジュアルにも寄り添う汎用性の高さは、多忙な大人のワードローブにしっくり馴染みます。マッキントッシュのDNAを感じさせる確かなクオリティがありながら、より身近に英国ムードを楽しめるブランドです。

トラディショナルウェザーウェア

Traditional Weatherwear(トラディショナルウェザーウェア)の全ラインナップは画像をタップ

 

代表的なキルティングジャケットには、実はどちらのブランドにも同じモデル名が存在します。
「ブランドが違うのに、同じ名前?」「価格帯も違うし、何が違うの?」と疑問に感じる方も多いはずです。

そこで今回は、2ブランドの代表モデルである「WAVERLY(ウェーバリー)」を取り上げ、それぞれの特徴や違いを分かりやすくご紹介していきます。

 

代表的なモデル「WAVERLY / ウェーバリー」を比較

マッキトッシュとトラディショナルウェザーウェアどちらにも

存在している、定番のキルティングジャケット「WAVERLY / ウェーバリー」。

違いをご紹介していきたいと思います!!

 

MACKINTOSH(マッキントッシュ)

①シルエット

ボックスシルエットを採用。ウエストは絞られていないが、スッキリと魅せる身頃がスマートでスタイリッシュな着こなしになります。

肩回りは可動域が計算されており、立体的でかゆい所に手が届いた気配りです。

マッキントッシュ

 

 

②生地

表地は、上品で温かさを感じるウール100%を使用。

すこしの起毛感のあるダイヤモンドキルティングが魅力的。裏地はポリエステル仕様なので、着脱はスムーズ。中綿もポリエステル100%使用し、軽量且つ保温性をキープします。

マッキントッシュ

 

襟元コーデュロイ生地は、コットン100%使用。

マッキントッシュ

 

 

③特徴

マッキントッシュお得意のチンストラップ採用しているのは、間違いなく推しポイント。

首元までカバーしてくれるのは、寒い冬には嬉しいポイントだと思いますし、コーデのアクセントとしても目を惹きます。

マッキントッシュ

 

襟と同様のコーデュロイ生地を採用したパイピング。これが離れて見るとコーデのアクセントになっていて、コーデュロイの気品を保ちながら目を惹くポイントなんです。

マッキントッシュ

 

サイドベントにスナップボタンを施すことで動きやすさをプラス。

マッキントッシュ

 

しっかりと前部分が隠れる角のある仕様でエレガントさをプラス。かくかくしたボックス感のあるシルエットになります。

マッキントッシュ

 

④価格帯

¥75,900-(税込)

 

Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)

①シルエット

ほんのりウエスト周りをシェイプさせ、スッキリと着用できるスリムシルエット。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

 

②生地

特殊技術の、C-zaro撥水加工が施された有害なフッ素化合物をを含まない高密度のポリエステルを使用。

高い撥水性と耐久性を兼ね備えている。表地・裏地・中綿を再生ポリエステルを使用する事で、昨今騒がれている地球環境に配慮されている優しい素材なのです。

保温性と着心地の良さは中間季節や昼夜の気温差の必需品になってくれます。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

 

襟元のコーデュロイ生地は、コットン85%・ポリエステル15%使用。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

 

③特徴

トラディショナルウェザーウェアもパイピングを採用。同様に使い込むほど、こなれた風合いが出てきます。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

こちらもサイドベントのスナップボタンを採用しているので動きやすさは体感できる。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

 

少し丸みを帯びて、ビジカジにもカジュアルにも使いやすく、優しい雰囲気になります。

トラディショナルウェザーウェア キルティングジャケット

 

④価格帯

¥37,400-(税込)

 

 

◆結局何が違うのか??

同じ「WAVERLY(ウェーバリー)」という名前でも、MACKINTOSH と Traditional Weatherwear では作りも印象もそれぞれ異なります。
ここでは、違いがわかる3つのポイントに分けてご紹介します。

 

① ブランドの立ち位置と価格帯

MACKINTOSH(マッキントッシュ)
英国を代表する本家のブランドとして、ハイエンドなラインを展開。
価格帯はやや高めですが、素材の質や仕立ての良さにこだわった一着が揃います。スーツにも馴染む端正な雰囲気が魅力です。

Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)
マッキントッシュの旧社名を継いだカジュアルラインとして誕生。
比較的手に取りやすい価格帯で、日常使いしやすい軽快なアウターが中心です。


 

② 素材の質感・作り込み

MACKINTOSH
生地に程よいハリがあり、立体的で上品なシルエットを形成。
縫製も細やかで、全体的にドレッシーな仕上がりです。

Traditional Weatherwear
軽さや扱いやすさを重視した素材感。
柔らかく、普段のカジュアルスタイルに取り入れやすい着心地です。


 

③ シルエットの印象

MACKINTOSH
シャープで洗練された細身シルエットが特徴。
ビジネスシーンやジャケットスタイルにも合わせやすい印象です。

Traditional Weatherwear
ほどよくリラックスしたシルエットで、厚手のニットとも相性抜群。
肩の力を抜いて楽しめる英国カジュアルがつくりやすいデザインです。


 

MACKINTOSH は「本格的で上品な一着」、Traditional Weatherwear は「日常で気軽に楽しめる一着」。

同じモデル名でも、仕上がりや雰囲気が大きく異なるため、“どんなシーンで着たいか” を基準に選ぶのがおすすめです。

 

おすすめのコーディネート

正統派マッキントッシュは上品に飾る

昨今ビジカジスタイルが本当に増えたと感じます。ビシッとと決めた男の戦闘着、というよりは抜け感の感じる馴染みやすいスタイルをする男性が多くいらっしゃるとお見掛けします。

ボリュームを抑えたキルティングジャケットはスマートな着こなしととても相性が良くタイイドアップやシャツにジレと言ったキチンと感の出るコーデが◎です。

キルティングジャケットコーデ

 

きめ過ぎない抜け感が肝です!

アウター選びでどの種類が良いのか…?と悩む時期になってきましたね。今の時期、中間季節にこそ着用して欲しい、キルティングジャケットをチョイス。高品質でありながら、コスパの良さ、軽さ、着心地に保温性とメンズレディースと人気の高い、Traditional Weatherwear(トラディショナル ウェザーウェア)のキルティングジャケットを使った着こなしをご紹介します。

英国の伝統的なスタイルを現代に落とし込み、トレンドに左右されないキルティングジャケットは紳士のマストアイテムです。インナーにはボックスシルエットのトレーナーをチョイスしました。ボトムスはヤコブコーエンのカラーパンツを組み合わせ、メリハリを持たせました。シルエットが美しく、都会的なシャープさがモダンに映えスタイリッシュに魅せます。

足元に、ホワイトのレザースニーカーで軽やかな抜け感を演出しました。カフェや街歩きにもぴったりで、上質な日常を楽しんでみてはいかがでしょうか。

トラディショナル」ウェザーウェア キルティングジャケット

 

まとめ

今回は、キルティングジャケットの魅力や着こなし方おすすめのブランドのご紹介でした。いかがでしたでしょうか?

汎用性の高いキルティングジャケットは大人のワードローブとして1着あると、様々なシーンで活躍すると思います。大人の装いとして、上品な雰囲気とシックなムードは目を惹くアイテムだと思います。

執筆者の印象ではありますが、割とビジネスシーンの様にジャケットを着用する時の方が使いやすいのではないかな、と少し思ったりもします。

勿論デニムと合わせたカジュアルな着こなし方でも使い勝手は良いですが、マッキントッシュやトラディショナルウェザーウェアの様に英国の上品できれいなシルエットのモノは、キレイめの着こなしの方がマッチすると私は思います。

仮に他ブランドのMA-1型で着丈の短いキルティングジャケットであれば、ストリート系のカジュアルな着こなし方が向いていると思います。

なので、シルエットとデザインが重要です。ぜひきれいめなキルティングジャケットを取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

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執筆者

女性目線で、30代40代男性の“カッコいい”がお届けできるようブログを執筆。Octet 名古屋で実際にお客様へコーディネートのアドバイスをさせて頂いている経験を活かしながら、大人の着こなし方を配信。毎日の着こなしに悩む男性へコーディネートページを毎日更新し、木曜日メルマガのディレクションも行っている。大人の男性に喜んで頂けるイタリアファッションの魅力をお伝えしていきます。

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