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Finamore/フィナモレ GIANNETTO/ジャンネット

シャツブランド2大巨頭!ジャンネットorフィナモレ 実際人気なのは!?

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シャツ好きは、大きく二つのブランドに分かれる。
“色気で選ぶフィナモレ派” と “爽やかさで選ぶジャンネット派”。

同じイタリアのシャツなのに、纏う空気がまるで違います。フィナモレは、くたっと柔らかく、自然体の色気が漂う “ナポリ仕立ての余裕”。
対してジャンネットは、陽の光を浴びたような爽やかさと、軽快で立体的な“南イタリアの洒落感”。

どちらも美しいが、“似合う人・似合うシーン・引き出す魅力”がまったく違う。だからこそ、ファンが分かれるのです。

どちらもそれぞれの良さを紐解いていきましょう!

 

GIANNETTO(ジャンネット)

GIANNETTO ジャンネット イタリアシャツ

2008年に誕生したジャンネット。ブランドとしてはまだ若い印象がありますが、実はその背景には、古くから南イタリアでシャツづくりを続けてきた強い土台があります。

ジャンネットの母体である SANFORT(サンフォート)社は1979年創業。ナポリの伝統的なテーラリングを受け継ぎながら、ハンドメイドによるドレスシャツを作り続けてきた歴史あるファクトリーです。

その技術力を活かし、より日常に寄り添った“カジュアルで着られる上質シャツ”を作ろうと生まれたのが、GIANNETTO(ジャンネット) なのです。

ジャンネットのシャツには、職人の技術がさりげなく、確かに息づいています。その代表的なディテールが、「鳥足(ザンパテ・グリアート)ボタン」。ボタンが斜めに縫い付けられていて、留めやすく、外しやすい。実はこれ、見た目の装飾ではなく、手仕事ならではの 実用性と遊び心を兼ね備えた伝統技法 。一度着ると、この微妙な着やすさの違いを感じていただけるはずです。

さらに、ジャンネットと言えば忘れてはいけないのが、胸元にそっと覗く“太陽の刺繍”。第二と第三ボタンの間に施された、黄色く輝く太陽のマーク。これは、南イタリアの陽気さや、人生を楽しむスピリットの象徴。主張しすぎないのに、どこか印象的で、ジャンネットのアイデンティティを感じられる魅力的なワンポイントです。

 

バイヤー林も、実際にヴィンツェンツォ氏にインタビューし、ブランドへの想いや、シャツづくりに込めたこだわりを聞いてきました。
気になる方は、ぜひこちらもご覧くださいね。

⇒インタビュー記事はコチラから

 

Finamore(フィナモレ)

Finamore フィナモレ イタリア

1925年、フィナモレはカロリーナ・フィナモレがナポリの小さなアトリエで、顧客一人ひとりのためだけに仕立てたハンドメイドのシャツから始まりました。
そのシャツは、仕立ての美しさはもちろん、着たときの“柔らかさ”と“自然な馴染み”に魅了され、多くの男性から愛されてきました。

やがてその技術と想いは息子、そして現在は3代目となるシモーネ・パオロ・アンドレア・フィナモレへと受け継がれ、今もなお当時のクラフツマンシップを守りながらシャツづくりを続けています。

フィナモレのシャツには、マシンメイドでは再現できない“手縫いのゆらぎ”があります。このわずかなゆがみこそが、着るたびに身体に沿い、まるで自分のために作られたような心地よさを生み出してくれるのです。

ナポリのテーラリング特有の軽やかな仕立て、自然と立ち上がる襟のロール、“こなれた色気”を感じさせる抜け感――それは決して作り込まれた美しさではなく、肩の力を抜いた大人にこそ似合う表情です。半世紀を超えて愛され続けているのは、単に歴史があるからではなく、着る人の魅力や空気感まで引き出してくれるシャツだからなのです。

それがフィナモレというブランドの本質です。

 

リネンとは!?

中でも今回ご紹介したいのがリネンシャツ

今では夏の定番化しているリネン。

日頃から割と耳にしたりしませんか?

ファッション関連だけでなく、日用品にも多く使用されています。

 

アパレルで言えばリネンシャツが王道です。

リネンシャツと言えばシャリっとした質感が特徴で

涼し気な印象を与えますよね。

上品雰囲気はそのままに、リラックスした表情を魅せる

リネンはまさに大人の1着です。

堅苦しくなることなく、リラックスして着用頂ける事もまた

嬉しく、夏に頑張らないシャツスタイルを作るのに最適なのです。

 

とはいうモノの…

実際どんな素材なん??ってなりません?

 

リネンは60cm程の小さな植物の茎から採取した織物で織った布です。

繊維細くしなやかなので肌になじみやすい事も

特徴として挙げられます。

通気性や吸水・吸湿性に優れており、繊維が伸びにくく硬いので

汗をかく夏の時期でもサラリと着用しやすい素材です。

また、吸水性に優れている事もあり吸い取った

を素早く外へ逃がしますのでカビや雑菌の繁殖も抑えてくれます。

 

それでは『リネンシャツ』を使ったコーディネートのご紹介を

していきますね。

 

 

 

1、フィナモレ 白リネンシャツでリゾート風コーデ

白シャツと言えば、イタリアでは定番中の定番、

そして日本でもお持ちの方が多いのではないでしょうか。

リネン地の白シャツをリラックス&エレガントスタイルに!

綺麗めパンツ代表のPTバミューダで醸し出すリラックスな雰囲気と

品格、男性の余裕や色気すら感じ取れる1本は、ハーフパンツが苦手な

男性でも挑戦しやすいかと思います。

サンダルもドレス顔のグルカサンダルをチョイスすることにより、

より大人に着こなせるかと思います。

ある意味で、大人に“しか”着こなせないコーディネートです。

ストールで華やかに魅せる事もオススメです。

 

【アイテム詳細はコチラ】

シャツ:フィナモレ 白リネンシャツ

ボトムス:PT01 バミューダパンツ ハーフパンツ

サンダル:パラブーツ グルカサンダル(当店別注)

ストール:ピエール・ルイ・マシア ストール

 

 

2、フィナモレ 爽快感あるビジネススタイル

猛暑が続く夏で、ビジネスシーンの服装も軽装になってきましたね。

ノータイで半袖シャツという方をよく見かけるようになりました。

今回はビジネスシーンに活躍する清潔感と爽やかさを重視した

コーディネートのご紹介をしていきます。

ブルーカラーでリネン100%の素材が爽快感あり、爽やかに着用頂けると思います。

2タックのサマーウールパンツで暑い日対策も!

シルエットの綺麗なPT01はどんなスタイリングでもあわせやすくなっていますので、

ヘビロテ力も抜群です。

足元とベルトをブラックで引き締めてあげることで、

コーデに纏まりがでてカッコイイ着こなしとなりますよ。

 

 

【アイテム詳細はコチラ】

シャツ:フィナモレ 半袖リネンシャツ

ボトムス:PT01 サマーウール スラックス

シューズ:プレディビーノ ドレスシューズ

 

 

3、フィナモレ ベージュを上品な着こなし

柄on柄で個性を演出!

ディナーデートでジャケットが求められるシーンってありますよね。

でもネクタイまでするのは堅苦しくて嫌だな…

なんて思う方にオススメアイテムがストールです。

“ネクタイ巻き”にしてあげるだけで、洒落っ気がプラスされ

色気すら纏って魅せます。

ラルディーニに柄ジャケットと合わせた柄on柄のコーデは

同系色だからこそ喧嘩することなく統一感を待たせる事が出来ます。

ボトムスに白を用いる際、シャツも白にしてしまうと

コーデがぼやけてしまいがち…

なので今回は少し色のあるベージュカラーを採用しました。

食事の際ストール取ってもお洒落って最高じゃないですか★

2プリーツのドレッシーな白のパンツと合わせる事で

ドレッシーさが際立ちますよ♪

バッグや足元はレザーアイテムで色気を出して下さいね。

 

【アイテム詳細はコチラ】

ジャケット:ラルディーニ ニットジャケット

シャツ:フィナモレ ベージュリネンシャツ

ボトムス:サンタニエッロ コットンツイルパンツ

シューズ:パラブーツ ウィリアム

ストール:ピエール・ルイ・マシア ストール

 

 

4、ジャンネット 清潔感をビジネス魅せたいシーンに

男性にと言っても女性にとっても清潔感って大切ですよね。

それだけで、印象がガラリと変わってしまう程…。

夏なので暑さもあり、涼しい印象を与えながら清潔感も

印象付けるには!?と疑問点がうかびますね。

そんな時にオススメなのがジャンネットのトーンを落とした

ブルーカラーのリネンシャツ。

ブルーカラーと言っても様々ありますよね。

品のある着こなしがお好きな方には、暗めのブルーがオススメです♪

カジュアルになり過ぎず、若々しくなり過ぎる事なく着用頂けると思います。

スリムなフィット感をエレガントに表現してくれるシャツは

誰が見ても美しくハンドメイド特有のボタンの付けやすさ&

外しやすさは随一です。

もちろんビジネスシーンだけでなく、普段使いにも!

白パンやデニムとの相性も抜群ですよ♪

 

【アイテム詳細はコチラ】

シャツ:ジャンネット ブルーリネンシャツ

ボトムス:ヒューゴボス スラックス

シューズ:パラブーツ シャンボード

ネクタイ:ウルトゥラーレ ネクタイ

 

5、ジャンネット 遊び心満点!元気印のオレンジリネン

The 夏カラーの発色の良いオレンジカラー。

リゾートスタイルにはぴったりな1着です。

今回はラフにあくまで大人の着こなしになる様、

コーディネート致しました。

リネンシャツだからと遊び過ぎない1着は、胸元を開け

アイコンマークのチラ見せをしてこなれ感を発揮します。

イタリアらしいコーディネートとして、リネンシャツを

上手く使いこなす事で様々なコーディネートがお愉しみ頂けます。

カラー的にも明るく、第一印象は◎なはず!!

足元を、コインローファーにする事により、

上品で綺麗めスタイルに魅せます。

ブラウンのレザークラッチバッグなどで合わせるとより良い

スタイリングになります。

是非お試し下さい♪

 

【アイテム詳細はコチラ】

シャツ:ジャンネット オレンジリネンシャツ

ボトムス:トラマロッサ 白デニム

シューズ:パラブーツ コロー(当店別注)

 

 

リネンシャツの着こなし方法いかがでしたでしょうか??

様々な着こなしがあり、印象もガラリと変えやすいリネンシャツ。

まだまだ猛暑が続きますので、リネンシャツが活躍するシーンが

たくさんありそうですね。

 

結果的に、フィナモレトジャンネットどっちがいいの!?

ってなっていますよね。

正直どっちも魅力が豊富なのです。

着丈はフィナモレの方が短い事が多く、フォーマルにも

カジュアルにも使いやすいかと思います。

簡単にまとめてしまうと……

 

フィナモレ⇒襟が高い、肩が細い、着丈が短い

ジャンネット⇒襟が低め、肩普通、着丈長め

 

ジャンネットはドレスの中でも

遊び心が垣間見えますので、カチッとした着こなしが

苦手な方にはオススメです。

どちらもエレガントで上品なので、大人のシャツブランドには

間違いがないという事です!

ぜひこの夏にお試しあれ♪

 

 

ではまた

オクテット名古屋の中村でした。

 

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執筆者

女性目線で、30代40代男性の“カッコいい”がお届けできるようブログを執筆。Octet 名古屋で実際にお客様へコーディネートのアドバイスをさせて頂いている経験を活かしながら、大人の着こなし方を配信。毎日の着こなしに悩む男性へコーディネートページを毎日更新し、木曜日メルマガのディレクションも行っている。大人の男性に喜んで頂けるイタリアファッションの魅力をお伝えしていきます。

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