いつもOCTET nagoyaをご愛顧頂き誠にありがとうございます。OCTET店長の大石です。
さて当店でも10年以上取扱いのあるFinamore(フィナモレ)。
僕も大好きで何着も持っているのですが、今季ついに100周年を迎えました。
現存しているなかで100年以上続いているファッションブランドは滅多にありませんから、とてつもなく凄いことです。
そして今回なんと、フィナモレから100周年記念モデルの贈り物が、、
↑首元の縫い付けが100周年限定タグに!※他にも色柄が沢山入荷
こういった限定モデル、FINAMOREヘビーユーザーの僕には堪らないです♪
さて今回はそんな”100周年限定モデル”のラインナップを豊富に取り揃えた『FINAMORE 100th anniversary』POP UP FAIRのご案内と、
改めて、フィナモレ100年の軌跡を辿りながら、”フィナモレの良さ”をご紹介していこうと思います!
ブログ後半にはミラノでの100周年記念パーティーの様子もお届けしていますので最後までご覧頂けたら嬉しいです。
FINAMORE 100th anniversary FAIR
フィナモレ好きには堪らない『100周年限定』記念モデルをサイズ揃えて展開!※数に限りがございます
ポプリン、シャンブレー、フランネル素材などなど、色柄含めて取り揃え。またネクタイやドレスシャツなどフィナモレのラインナップを豊富にご用意しておりますよ!
開催日時
2025年8月16日(土)〜8月24日(日)
開催店舗
実店舗OCTET nagoya
〒450-0002 愛知県名古屋市中村区名駅3丁目8−6
営業時間 / 11:00~20:00
定休日 / 火曜日
TEL / 052-561-1544
イベントの詳細や気になる事がございましたら、お気軽に下記のLINEからお問い合わせ下さい。
フィナモレの歴史について
さて、ここからはフィナモレの歴史についてお話していこうと思います。
フィナモレは1925年に設立された歴史ある会社で、現フィナモレの社長であるシモーネさんの曾祖母が仕立て屋で、オーダーメイドのシャツを作り始めたのが始まりです。
そして、祖祖母の娘、つまりシモーネさんの祖母がその技術を引き継ぎ、小さな生産を始めました。当時から常に手工芸品で、手作りの高品質なシャツを作っていました。
その後、シモーネさんの父と母が今の Finamore / フィナモレ としての生産を大きく開始し、現在はシモーネさんと3人の兄弟と1人の姉妹、4人全て会社に関わりながら、フィナモレでシャツ作りを行っています。
今や国際市場にも進出するまで成長し、コレクションをますます発展させており、日本ではイタリアシャツが好きな人でフィナモレを知らない人はいないくらいまで人気を集めています!
フィナモレのシャツの特徴は?
さて、100年の歴史のあるフィナモレですが、では具体的にどこが優れているのか?フィナモレシャツの特徴に関してお話していこうと思います。
フィナモレを愛用している方は既にご存じの方も多いと思います。フィナモレのシャツの最大の特徴は、縫製において手縫いが多いということ!
袖ぐり、ボタンホール、襟、肩などの”すべて”が手縫いです。でもなぜわざわざ手間のかかる手縫いで行うか分かりますか?
大きな理由は2つあります。
1つは見た目の美しさに拘っているから。
そしてもう1つは手縫いの縫い目は機械縫いよりも伸縮性があり、動きやすいからなんです。
なぜ動きやすくなるかというと、ミシンで縫うと、生地と生地ががっちり固定されてしまうのですが、手で縫うことで生地同士を繋ぐ糸が良い意味で緩く、人間の体の動きに合わせて生地が動く「遊び」が生まれるからなんです。さらに、ミシンは基本直線しか縫えないのですが、手で縫うと、自由に曲線に出来る。人間の体は直線ではないので、手で縫うことで体に沿うことができるんですよね。こういった機能的な理由もありフィナモレは手作業を重要視しています。実際にフィナモレを着たことのある方は感じたことも多いと思いますんが、袖を通したシャツが体の動きに自然にフィットするんですよね。凄く着心地が良いのです。
↑肩が前振りでついており、縫い目をあえてまっすぐ繋げていない。人間の腕が前についているのに合わせて作ることで可動域を広くしている
↑ボタンも勿論手縫い、止めやすさに大きくかかわる
さらにフィナモレの場合は専用にデザインされた高品質でエクスクルーシブな生地を使用しています。他の会社とは異なる製品を提供するために、素材選びにもかなりこだわっており、
使用する生地はすべて高級で、美しい質感と独自の色合いを持ち合わせています。これによってフィナモレのシャツは他にはない特別な一着になっているんですよね。
またジャケットの中にTシャツを着るなど、イタリアでもカジュアル化が進む中で、シャツ一枚でもカッコよく着れるフィッティングを考えて時代に合わせて変化し進化していくそういった物創りへの柔軟性もフィナモレの良さだと僕は思いますね!
↑現役で使ってる自分(大石)愛用のフィナモレシャツたち。
ちなみに自分もフィナモレが大好きで何着も着回しています。特に下の画像のロンドンストライプのシャツに関しては二つ目のボタンしたを見てもらえると分かりますが、シャツの内生地を使ってまで修理を何回もして今も着てます(笑)
良いものを長く着ると良いとよく言われますが、フィナモレは自然と『これを長く着たい』と心から思わせてくれるシャツなんですよね。
良いものを長く着る良さ大切さを教えてくれるブランドの1つだなぁーと。凄く感じます!
ミラノで開催された100周年記念パーティーの様子
さて少し前に実はバイヤーの林がショールームを巡りにミラノを訪れた際、ブランド主催のパーティーに参加しました。
その中でも、すごく人が集まっていたパーティーが「Finamore(フィナモレ)」の100周年記念パーティーで世界中のバイヤー、デザイナー、そしてセレクトショップの顧客様も含めたファッション業界人が集うなかで行われました!
プロセッコ(イタリアのスパークリングワイン)が振る舞われ100年の歴史を祝福!
会場では日本の有名セレクトショップのバイヤーさんとも記念写真を撮りました!
↑左シモーネさん
次の日はショールームで改めて、
シモーネさんにご挨拶!100周年の御祝いをさせて頂きました。良いシャツを作り続けていただき感謝の気持ちとともに、引きつづきより良いシャツ作りを御願いいたしました。
↓記念パーティーの様子はこちらで詳しく載せてますので良かったら覗いてみてください!!
最後に
さてフィナモレ100周年にあたり改めて深ぼりしていきましたがいかがでしょうか?
100年の中で培われてきた技術やノウハウがあるフィナモレだからこそ高品質で確かなシャツを作り続けることができるということ!そして歴史の中で培われたものづくりの精神を未来へ継承する、時には時代に適応し変化をしていく!フィナモレのシャツが世界中で愛されている理由が伝わってましたら嬉しいです。
ここまで読んでくれた方はきっと、服が好きで服に想いのある方だと思いますので、100年の軌跡、想いのあるフィナモレのシャツをぜひ一度体感頂けたらと思います。
それではまた。