こんにちは、
こんばんは、皆さま!
店長の郡山です。
スーツ屋(紳士服店)×セレクトショップのHAYASHIがお送りするスーツ講座。
実際に高校・大学・企業様でスーツ講座を行い
かつ店頭で年間1000着以上のスーツのご案内をする私達だからこそお伝えできるお話を
綴ってまいります!
さて今回は『就職活動編』ということで、
リクルートにおけるスーツ選びのノウハウをお話していきます!
1.サイズ選び
「スーツ選びはサイズ選びで決まる」
と言って過言ではないほど大事なサイズ選び。
どれだけ良いスーツを着ていても、
間違ったサイズで着ているスーツは良い印象は与えることができません。
今回は特に重要となる5か所に絞ってご案内します。
①肩幅
「肩幅を1cmつまめる、が最適です。」
スーツは肩で着る。と言われる程に大事な箇所です。
肩幅が合っていないと袖丈・着丈にも関わってきますので要注意です。
②袖丈
「シャツ袖が1~1.5cm程度出るのが最適です。」
ジャケットの袖丈の方がシャツのそれより少し短い。
これが男性スーツの原則です。
逆に女性スーツの場合はシャツ袖が出ないようにするのが最適です。
③胴幅
「手のひら1つ分入るのが最適です。」
スーツにもトレンドがあり年代によって形は異なります。
昔はこぶし1つ分入るのが良いと言われてきましたが
現在のシェイプされた形のスーツでは“手のひら”1つ分です。
④着丈
「お尻が半分~2/3程度隠れるのが最適です。」
普段着としてカジュアルにジャケットを着ると
着丈でお尻が全く隠れない程度で着て頂けますが、
スーツとなるとそうはいきません。
同じジャケットだからと言って一緒にしないようご注意ください。
⑤裾丈
「パンツ裾が、靴に少し乗る程度が最適です。」
よく街中でもパンツがダボダボの方や
逆にくるぶし丈ぐらいで靴下が丸見えな方などいるように
今現在スーツを着ている方でも間違えているポイント。
2.色選び
「リクルートスーツは黒無地だけしか駄目です。」
なんてことを時々耳にしますが、
全くそのようなことはありません!
「黒無地スーツを着ていなかったので選考から落選しました。」
などという話は聞いたことがありませんし、
そのような企業は間違いなくないでしょう。
それではいったいどうやって色を選ぶかというと、
①ブラックorネイビーが最適
②明るく見える色合いはNG
の二項目だけです。
最終的にブラックスーツを選ぶ方は未だ多いですが、
あくまで上記②を守っていればネイビーでも何も問題はありません。
3.柄選び
「2.色選び」でも書いた通り
黒無地スーツを選ぶ必要がないことから察していただける通り、
「無地」しかリクルートスーツに選べないわけではありません!
それではリクルートに最適な柄はというと
①無地orシャドーストライプが最適
②派手に見える、お洒落を意識した柄はNG
の二項目です。
シャドーストライプとは
生地色と同じ色で織り込まれたストライプのことです。
↓この写真がそうですね。
また最近ですと仕事のスーツとして
チェック柄を着ている方を見かけますが、
就職活動時のスーツとしては選ぶのを避けましょう。
あくまで就活は個人の好みを表現するための場ではございませんので。
4.デザイン選び
サイズ・色・柄と選べば問題ない!
とは言い切れません。
以外に見落としがちなデザイン部分でのマナーや着こなしもご紹介します。
①スリーピーススーツは就活にはNG
スリーピーススーツとは、
通常のスーツ(ジャケット+スラックス)にベストが元々ついているスーツのこと。
3点揃っているから3ピースというわけですね。
昨今では結婚式や二次会、パーティーなどお洒落や華やかさを演出する際にスーツとして
3ピーススーツは着用されることが多いです。
上記で先に書いた通り就活はお洒落の場ではないのでNGです。
ただし3ピーススーツをベスト抜きで着用して
いわゆる普通のスーツとして着用するのであれば問題ありません♪
②ピークドラペルはNG
ジャケットの襟型には基本的に2つの種類があります。
↓ノッチドラペル・・・最もポピュラーな襟型
↓ピークドラペル・・・パーティーなど華やかなシーンに最適な襟型
最近ではお洒落・デザイン性の高い物として
ピークドラペルを取り入れたスーツを見かけますが、
あくまでお洒落用の域ですのでリクルートには控えましょう。
③1つ釦ジャケットはNG
スーツのジャケットには前にボタンが付いていますが、
1つボタンの物はカジュアル向けに作られたデザインですので
リクルート時には避けましょう。
基本は2つor3つボタンですが、現在の主流は2つボタンです。
(段返り3つボタンという物がありますが、これは基本2つボタンと同じと考えて良いでしょう)
5.その他(価格帯/着数etc…)
その他にも就活用スーツを選ぶ際に気になるポイントをまとめました。
①いくらぐらいのスーツを買えばいいの?
結論からいいますと「2~3万円(税込)」が主流です。
1万円前後のスーツですと物によっては生地がペラペラな
見た目にも貧相なスーツ姿になってしまいかねないです。
(元々の値段はもっと高くセールなどでお得になっているものは良いでしょうが…)
②就活にスーツは何着必要?
これは絶対的な答えはありません。
なぜならば就職活動をする時期・期間によって異なるからです。
就活を週2.3日以上のペースで3か月以上続けるようであれば=2着
はあって良いでしょう。
逆に上記よりペースも期間も少ない・短いようであれば=1着
でも問題ないです。
また購入する前に手持ちのスーツがあれば
それがリクルートに使用できないか確認しておきましょう。
リクルートスーツと言っても別に就活専用のスーツなどありません、
通常のスーツと一緒ですのでサイズ・色・柄・デザインなどが許せば使えます!
③オールシーズン物を選ぼう!
就職活動に定まった時期はありません。
夏に行うこともあれば真冬の時もあります。
下手に夏物・冬物を選んでしまうと
着用時期が狭まり改めて買い直すはめになりかねません。
オールシーズン物の定義は色々ありますが、
・背裏が抜けている
↓この写真のように背中側の裏地が抜けている物のことです
・生地が極端に薄くない
背中を裏から透かして見て、向こう側が極端に透けて見えるようあれば夏物ですので、
透け感が適度な物を選びましょう。
極論、お店の方に「オールシーズン物ください」と言ってしまえば大丈夫でしょう!
最後に
スーツを普段着ることがない学生君の皆さんにとって、
何をどうやって選べばいいか。
少しでもお役立てになれば幸いです。
とは言え、
「別にお店の人に任せておけば大丈夫でしょ」
「両親と一緒に行けば大丈夫でしょ」
と思われている方いらっしゃると思います。
残念ですが、
お店もご両親も正しい案内ができる方は実はそんなに多くはいらっしゃいません。
というのも
お店のスタッフはお店しか知らなければリクルートの現実を知りません。
ご両親はご自身のスーツに関するスタンダードと現在のそれがズレてきていることを知りません。
(例えばジャケット胴幅の基準で、
昔は握り拳/現在は手のひらが入る程度と変化しているが相変わらず握り拳のサイズ感を正解としている)
さらに現在では仕事でスーツを着る事が減り
まずもってスーツを着用していないために分からないということも多々あります。
つまり、
お店・ご両親を頼ることが絶対的にダメなことではありませんが、
全てを鵜呑みにせず、ご自身で知っておき
いざというときに自分で考えられるようにしておきましょう!
就活用のスーツを選んで上で
リクルートスーツの着こなし方やマナーについて知りたい方は
コチラのブログをチェックしてください↓
ということで
上記のようなスーツに関するお話は
現在、高校・大学様さらに学校に限らず
講義講演でCSR活動としてうかがわせて頂いております!
ご興味ございます方は
お気軽にご連絡くださいませ!
株式会社林商店
担当:郡山悠也
TEL:0561-34-0194
MAIL:kooriyama@deradera.com
過去のスーツ授業などの模様は
こちらからご覧いただけます↓
それでは郡山でした。
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