ヘルノ・ラルディーニ・フィナモレ・フェリージ等イタリアを中心としたメンズブランドをご紹介

CIRCOLO1901 / チルコロ

一度着たら絶対に手放せないスウェットジャケット「チルコロ 1901」

投稿日: 更新日:

執筆者

23年間、靴を中心としたインポートファッションを販売する某直輸入商社で小売業(主にEC)に従事。46歳にして心機一転、現在の林商店と言う紳士服屋に転職。妻と三人娘の家族持ち。夢は沖縄かハワイで喫茶店のマスターやりながら悠々自適に余生を送ること。

記事一覧を見る

...続きを読む

南イタリア観光で巡りたい♪アドリア海に面した美しい町「バーリ」って? | たびこふれ

出典:たびこふれ

 

こんにちは。

オクテット名古屋(Octet nagoya)のくみちょうこと近ドです。

さて、ちょっとずつ秋の匂いが感じられるようになってきた今日この頃。

なにを語ろうかと思うなか、秋こそジャケットじゃあなかろうか思う訳です。

わたくし。

ってぇことで、今回は当店オクテットが扱うジャケットの中でも、私くみちょうがその着心地から愛してやまない「チルコロ(CIRCOLO 1901)」について、語ってみようかな思います。

 

このチルコロ、↑に書いてありますが、ブランドロゴの横に年号が。

で、大概の発想では1901年からやってる老舗のブランド!って事になろうかと思うんですが、実は半分当たってて、半分間違いなんです、これが…

じつはこのチルコロ、ブランドとしてのスタートは2009年。

待て待て!

じゃあ1901ってなに?!ってことになりますね。

実はこれ、イタリアの老舗テキスタイルメーカーのS.G.L.って会社の創業年なのです。

チルコロってブランドを立ち上げたのはジェラルド・ダルジェーニオ氏(Gennaro Dargenio)なのですが、この方は元々このS.G.L.社で当時にして20年間働いていた方なんですが、そんなおり、話題作りというか、冗談半分でスウェット生地のテーラードジャケットを発表したのです。

で、その冗談で発表したスウェットジャケットが本当に話題をかっさらいまして、めでたく「チルコロ 1901」がブランドとして立ち上がったんだとか。

ジェラルド氏のイタリアンジョークによって誕生したって訳です。

ほんと世の中、何が起きるか?分からんもんです…

ここは私の推察ですが、そんな経緯もありS.G.L.社への敬意を表してブランド名に1901を付けたんじゃあなかろうかと。

 

ちなみにこのS.G.L.社はイタリアのバレッタに拠点をおく会社なんですが、チルコロはイタリアのバーリに拠点をおくブランドです。

バレッタってのはマルタ島にある港街で、バーリはイタリアの踵とも呼ばれ、イタリア本土をブーツに見立てた時の踵の根本あたりにあるアドリア海に面した港町っす。

してアドリア海とくれば、おやじとして外せないのは

Amazon.co.jp | 紅の豚 [DVD] DVD・ブルーレイ - 宮崎駿

出典:amazon.co.jp

この紅の豚でしょう!

「飛べない豚はただの豚だ。」の名言、しっかりと私に焼き付いております。

宮崎駿監督作品の中で、唯一と言っていい大人向けの作品ですからね。

 

と、脱線はこれくらいにして。

今回ご紹介しているブランドのチルコロ。

最大の特徴にして、一貫したこだわりを持つのが、ちょくちょく出てきている「スウェット生地」です。

このチルコロのブランドコンセプトは「イージークラシック(Easy Classic)」なのですが、見た目クラシカルなデザインを維持しながらも、着心地はイージー(楽チン)にこだわりぬいています。

だからこそ、シンプルで控えめなスウェット生地を、最大のマテリアルとしているんですね。

ちなみに昨今はこのスウェット生地以外の製品もちょくちょく発表されておりますが、やはりラインナップの大半はスウェット生地によって作られています。

ちなみテーラーメイドのジャケットのようにカッティングが重視されるアイテムも、スウェットのような柔らかい生地を使いながら、テーラードジャケットとしてしっかりと製品化している高い技術力こそがこのブランドの良さとも言えますね。

ストレッチ スウェットジャケット 2つボタンシングル グレー千鳥

 

で、ここで今までスウェット、スウェットって言ってきてますが、そもそも普通のジャケットと、その素材の何が違うの?ってことかと思います。

そもそも一般的なテーラードジャケットってのは布帛生地、いわゆる織物と呼ばれる素材なんですが。

この布帛ってものは、経糸(タテ糸)と緯糸(ヨコ糸)、2本の糸を交差させてできる織物生地の総称となります。

スーツやYシャツ、またジーンズなんかもこの布帛ですね。

出典:フォト蔵

いわゆる、鶴の恩返しに出てくる「機織り」で作られた生地が織物ですね。

まあ実際、鶴のように鳥の羽で作るのは… ですが。

でこの布帛生地の特徴としては、伸縮性があまりないので、繰り返し使っても型崩れしにくいってことでしょうか。

反面、生地自体の密度が高く、通気性が低かったり、シワになり易いこともあります。

とは言え昨今は技術革新により

レッドカード ショアー ジョグデニムパンツ

のような、ストレッチ繊維を織り交ぜて作った、伸び伸びの布帛生地もありますが。

 

でチルコロが好んで使っているいるスウェット生地ですが、こちらは通称ニット生地と言います。

1本の糸をループを作りながら編んでいく、いわゆる編物生地です。

身近なもので言えばセーターや靴下、もちろんスウェット(トレーナー)なんかがこれです。

でこのニット生地の特徴は、先程の布帛生地の真逆で、縦横の伸縮性があり、生地自体の密度が低いので通気性が高く、シワになり難いことがあげられます。

ただし、型崩れし易いのが難点ではあります。

まああくまでも、布帛生地に比べてですが。

 

で、チルコロの凄いところは、母体のテキスタイルメーカーS.G.L.社の高い技術力を使い、遠目では布帛生地となんら見分けがつかない物に仕上げているってところです。

パッと見、織物って思えるほどの高いプリント技術や、ダイイング加工と言われる絞り染めを柄っった柄など、ウールなどの布帛生地に負けない風合いをしっかり再現してます。

それでいて着れば、リラックス間違いなしのスウェット生地ってところが、実際に着た者だけが分かる何とも言えない新鮮さも魅力ですかね。

 

またチルコロのスウェットジャケットは、いわゆるテーラードジャケットの基本にそった同等の縫製で作られているのも特徴と言えますね。

ジャケット内部にしっかりこだわり、縫い代の始末にはちゃんとパイピングを施してあったり、ラペルステッチはまるでハンドステッチのような仕様にしたり、腕の出し入れを容易にするための袖にはしっかり裏地を付けていたり。

ブルゾン感覚で着れるアンコンジャケットの仕様ながら、トラックジャケット(ジャージ)の気軽に着れる、素晴らしいリラックスジャケットと言えます。

 

そーんな、デザインも作りも素敵で、且つゆったり着られるチルコロのジャケットが今シーズンも色々入ってますんで、以下で紹介しますね。

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル インディゴデニム柄

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル ブラックデニム柄

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル ネイビー無地

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル グレー無地

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル 杢グレー

 

チルコロ スウェットジャケット 2つボタン シングル グレー千鳥

 

とまあ、こんな感じなんですが、どれも見め麗しい逸品ばかりです。

ただこの写真やネット上では、チルコロの真骨頂とも言うべき、「着心地」や「リラックス感」がお伝え出来ないのが残念で仕方がないっす。

こればっかりは実際に当店オクテット名古屋に足を運んでいただき、直に着てもらうしかないので。

はやく着心地がネット上で伝えられる時代がくれば…

未だ気の抜けないご時世ではありますが、やっぱり直に着ないとって方はぜひ当店まで↓

 

ってことで、今回はスウェットジャケット×チルコロ1901について書いてみましたが、どうでしょうか?

ちゃんとわかりましたかね…

兎にも角にもチルコロのジャケットは、めっちゃ着易いってことなんですがね。

で、最後に。

ずうーっと「スウェット」って書いてきましたが、「スエット」とも書きますね。

この言葉。

どっちが正しいんでしょうかね。

カッコつけてスウェットって言ってますが、「ポカリスエット」はスウェットじゃなく、スエットですね…

じゃあまた!

この記事が役に立ったらシェアして頂けると嬉しいです!

-CIRCOLO1901 / チルコロ

男性がかっこよくなるためのコンテンツを配信 Octet Channel
  • 中村綾花
  • 文翔太
  • 大畑良貴
  • 大石樹