こんにちは。オクテットメンズファッションチャンネルの林です。僕のチャンネルは、自分の気に入ったアイテムやブランド、コーディネートのアドバイスをするチャンネルとなっております。
早速なのですが、傘にこだわりを持っている方は、どれくらいいるでしょうか。本日は、日用品としてではなく、持つことで気分まで高めてくれるフランスの傘ブランド「Maglia Francesco / マリアフランチェスコ」をご紹介します。
傘なんてどれも同じ、そう思っていた方にこそ手に取っていただきたい一本。その洗練された佇まいと、手にしたときに感じる特別な存在感。雨の日の気分さえ変えてくれるような“アートピース”のような傘が、ここにはあります。
それでは今日もよろしくお願いいたします!
今日のテーマ:アートな傘を使ってみませんか?
今日は、傘についてお話しようと思っています。さて、普段よく見かけるのは、100円ショップやコンビニで手軽に買えるビニール傘。おそらく、多くの方にとってはそれが“傘”のスタンダードかもしれません。しかし僕は、大人の男性であれば、自分の傘、いわゆる“マイ傘”をちゃんと持っている姿って、すごく素敵じゃないかと思っています。そんな傘を選ぶ楽しさについて、今日は少し掘り下げてみたいと思います。
これは男女の違いという話にもなってしまうのですが、女性は自分の気に入った傘を持っている方が多い印象です。日傘を使う方も多く、折りたたみ傘をバッグの中にしのばせている方も少なくありません。最近では、晴雨兼用傘があるほど。それに対し、男性はファッションに無頓着か、あるいは興味がないのか、洋服だけきちんとし傘はビニール傘とつい傘に対して無頓着になりやすいように感じます。そういうところがちょっとズボラに見えちゃうこと、あるんじゃないかなと思うんです。
そこで本日は、私たちが長傘として取り扱っているマリアフランチェスコ(Maglia Francesco)の傘をご紹介したいと思います。
マリアフランチェスコの良さ
ということで、先ほどもお話ししましたが、やはり長傘ならではの良さというものもあると思います。もちろん、大きさや使いやすさといった点も魅力のひとつです。ただ、このマリアフランチェスコの傘に関しては、正直「実用性が高い!」とは言えないかもしれません。むしろ、これはひとつの芸術品のようなもの、アート作品のように、持っているだけで幸せな気持ちになれる。そんな特別なアイテムこそが、マリアフランチェスコ(Maglia Francesco)の傘なのではないかな、と私は思っています。
マリアフランチェスコ自体は、1854年創業ということで、すでに160~170年の歴史を持つブランドです。実際に私も、ミラノにある工房にお邪魔し、傘が作られる工程を見学させていただきました。その際に購入したのが、こちらのマリアフランチェスコのストライプ柄の傘です。実はもう3〜4年ほど使っているので、さすがに新品のような風合いではありませんが、それでもとても気に入って愛用しています。そもそも、やっぱり手作りならではの、ちょっとアンティークっぽい雰囲気があるんですよね。だから、経年変化を楽しむというよりは、使っていくうちにだんだん愛着が湧いてくる、そんな傘なんじゃないかなと思います。
ということで、このマリアフランチェスコの傘なんですけれども。先ほどもお話しした通り、実用的かといわれると、正直なところ色々と難しい部分があるんです。
まず、使われているのがスチールなので、当然のことながら錆びます。隙間から水が入り込んで錆びてしまうこともあるので、使った後はきちんと干しておく必要があるんです。
それに、最近の撥水ビニールだったりゴアテックスみたいな高機能素材の軽い傘がいくらでもある中で、この傘は水をほとんど弾きません。モデルや生地によって多少は違うんですけど、基本的には防水スプレーが必須。きちんと手入れをしないと使えない、そんな傘なんです。
そしてさらに、木製のハンドルやシャフトなので、はっきり言って重たいんですよね。だから普段使いに向いているかといえば、正直あんまり向いていないと思います。
それでも、この傘には独特の高級感と、どこか芸術品のような存在感があるんです。
生地を一枚ずつ手で裁断し、骨組みを組んでいく。そのすべての工程を職人の手作業で仕上げているので、一点一点に思いが込められているんですよね。
そういう背景を知ったうえで手にすると、やっぱり持つ喜びがあるし、家に丁寧に飾っておくだけでも絵になる様になる….
僕は、そんな傘だと思っています。
この春夏新作モデル
この春夏の新しいマリアフランチェスコ(Maglia Francesco)のモデルが入ってきたんですけど、もう今回のモデルは本当に芸術的な仕上がりになっているんです!!
それから、お値段も本当にいいお値段するので、もしこの傘を気軽にどこかに置き忘れてしまったりしたら、めちゃくちゃショックな値段なんですけれども、まあその分、きっと大事に使ってくださると思います。本当にそれくらい芸術的な一本になっています。それは何かと言うと、この柄の部分。この柄自体は楓の木でできているんですけれども、本当に丈夫で、木目もとても美しいんですよね。そして、この柄の部分が1本の木から削り出されていて、継ぎ目がないんです。このカーブというか、アーチの美しさを、ぜひ理解して使っていただきたいなと思います。
もしこれがプラスチックやセラミックなど、型で成型できる素材だったら、きっと簡単に作れると思うんです。でも、これって天然の木を丸々1本、真っすぐな部分を選んで、手に持つ部分だけ少し太めに削り出して、そこからじっくりと熱を加えて曲げていく。そして、手で持ちやすいようにカーブを付けるという、本当にすごい工程なんですよね。正直、僕も実際にその作業を見たわけじゃないのでどうやって作っているのか詳しくはわからないんですけれども、1本この柄を作るのに、いったいどれくらいの時間がかかるんだろうと思わずにはいられません。
この柄を眺めているだけでもテンションが上がってしまうので、そういった部分に惹かれるのは男性ならではなのかもしれません。ぜひ、実際に使うときには雑に扱うのではなく、丁寧に使ってほしい。そうやって大事に使うことで、持つ喜びを感じられるアイテムって、限られていると僕は思いますし、こういう芸術性のあるものこそ、持つ人の気持ちを豊かにしてくれるものなんじゃないかなと思うんです。
靴だったり、傘だったり、ベルトだったり。そういった小物にも思い入れを持って、良いものを長く大切に使う。それが男性のファッションにおいて、とても大事で素敵なことで、家に1本あってそれを代々ちゃんと使っていくことができる、僕はそんなアイムなんじゃないかなと思っています。
本日のまとめ
ということで今日のまとめなんですけれども、今日は僕のコーディネートの話ではなく、マリアフランチェスコ(Maglia Francesco)の傘のお話をさせていただきました。大人の男性、もしくは若い方もそうかもしれませんが、ビニール傘が普通にみんなが使う一般的な傘になりつつあります。
でもやっぱり傘もファッションの一部として、ぜひ特に大人の男性には、ビジネススタイルや仕事の際のエレガントでしっかりした服装に使っていただけたら嬉しいなと思います。
今回のマリアフランチェスコの傘は、今までと違って、柄の部分が一本の木からできていて、本当に芸術性の高い、見てもらったら「すごいな」と思ってもらえるようなアイテムに仕上がっています。もしお店に来ていただけるなら、ぜひ手に取って触ってみてほしいですし、ネットでもご購入いただけますので、オンラインショップもチェックしていただけたら嬉しいです。
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