この記事について
林商店の代表でもあり、Octetのバイヤーでもある林が、イタリア買い付けの際に感じた事を綴った特集になります。
僕達は、日本の男性がイタリアの魅力的なファッションを身に着けることで、さらに自信を持ち、元気に輝くことができると信じています!!
40代50代のおじさん世代も、イタリアのファッションは、スタイルと個性を際立たせるための最適な選択肢だと思っています。
今回は全6話ですので、最後まで読んで頂けたらすごく嬉しいです。
BOSABO ボサボ
フランス西部、ペイ・ド・ラ・ロワール地方の小さな工房。
BOSABOとの出会いは、今回の旅の中でも特別な時間のひとつになりました。
1890年、曾祖父のEmile Audouinがフランスの農村を巡りながら木靴(サボ)を手作りしていたところから始まったこのブランド。
5代にわたって家族が受け継いできた技術と精神は、今もこの工房の中に生きています。2018年にはフランス政府の「生きた遺産企業(EPV)」にも認定された、フランスに残る数少ない木底靴の専門工房です。
工房を訪れて
工房に入ると、まず積み上げられた木製のソールの山が目に飛び込んできました。
地元のエコ認証森林から調達された木材が、職人の手によって削り出され、丁寧に形を整えられていく。
鋸で木を切り出す工程、木型を整える機械の音、ストラップを縫い合わせる職人さんの手元……工房のすべてがものづくりの現場でした。
木底のソールに
BOSABOのロゴが刻印されているのを間近で見て、「ああ、これが本物だ」と感じました。
革のカラーサンプルがずらりと並ぶボードも圧巻で、無数の選択肢の中からひとつひとつのモデルが生まれていくことが、ここに来てよくわかりました。
Joël Audouin(現オーナー)をはじめとするファミリーが温かく迎えてくださり、工房の中を丁寧に案内してくれました。
言葉の壁はありましたが、ものづくりへの誇りは、案内のひとつひとつから伝わってきました。
イタリアのファミリービジネスとも共通するものを感じましたが、
BOSABOはまたひと味違う。フランスの大地に根ざした、静かで揺るぎない職人の誇りがありました。
一足一足が受注生産で、工房の全員が自分の仕事に責任を持って向き合っている。その空気が、工房全体から漂っていました。
今回のセレクト ── メンズ2モデル、各2色
今回、僕たちがオリジナルセレクトしたのはメンズモデル2型、各2色です。
ひとつは、シンプルで美しいクロスストラップのサンダル。レザーのストラップが交差するデザインで、足元に品のよいアクセントを加えてくれます。タウンでもリゾートでも、さらりと合わせられる大人の一足です。
もうひとつは、スエードで覆ったクローズトゥのモデル。つま先を包み込むように仕上げたシルエットが、どこかかわいらしくも大人っぽい、絶妙なデザインに仕上がっています。
ネイビーのバックストラップとのカラーコンビネーションも効いていて、僕たちらしい一足です。
どちらも、木底の心地よさとフランス製ならではの革の上質さを、実際に手に取って感じていただきたいと思っています。
この工房で、この職人さんたちが作ったものだと知ったうえで履いていただけたら、きっとその一足がもっと特別に感じられるはずです。
今回のセレクト商品 ── 2モデルをご紹介
296-268 CUIR B.VEGETAL ── クロスレザーサンダル
クロスするレザーストラップが足元にシャープな表情を添える、オープントゥのサンダルです。アッパーには、使い込むほどに味わいが増す
ベジタブルタンニンレザーを採用。経年変化も楽しめる、長く付き合える一足です。
カラーは
トープ(グレージュ)とブラックの2色。ラバー&コルクの木底ソールが、長時間歩いても疲れにくい快適な履き心地を実現しています。
500BL-288BR CUIR DAIM ── クロッグサンダル(スエード)
つま先を包み込むクローズトゥのシルエットに、きめ細やかな
カーフスエードを組み合わせたクロッグサンダルです。丸みのあるフォルムが独特のかわいらしさを生みながら、大人の品格も兼ね備えています。
カラーは
ネイビー×カーキとダークカーキ×ネイビーの2色。バックストラップ付きで安定感があり、長時間でも疲れにくいラバー&コルクソールを採用しています。