この記事について
林商店の代表でもあり、Octetのバイヤーでもある林が、イタリア買い付けの際に感じた事を綴った特集になります。
僕達は、日本の男性がイタリアの魅力的なファッションを身に着けることで、さらに自信を持ち、元気に輝くことができると信じています!!
40代50代のおじさん世代も、イタリアのファッションは、スタイルと個性を際立たせるための最適な選択肢だと思っています。
今回は全6話ですので、最後まで読んで頂けたらすごく嬉しいです。
BARBA ナポリ バルバ
バルバのショールームは、いつ訪れても本当に美しいです。
1965年、ナポリ郊外でアントニオ・バルバが小さな工房を開いたところから始まったこのブランド。現在は息子のラッファエッレとマリオが受け継ぎ、父が築いたハンドメイドの技術に若い感性を加えながら、ナポリを代表するシャツメーカーとして世界中に知られる存在になっています。
白を基調とした清潔感あふれる空間に、色とりどりのジャケットやシャツが整然と並ぶ様子は、見ているだけで気持ちが上がります。
マネキンのコーディネートがとにかく上手くて、「次のシーズンはこういう感じで行けばいいんだな」というトレンドの方向性が、一目で理解できるショールームでもあります。
毎回ここのディスプレイが好きで、ショールームに来るのが楽しみのひとつになっています。優しい色づかいで何シーズンか過ぎていますが、今回は濃いめのブラウンをキーカラーにネイチャーカラーでまとめたコーディネートのマネキンスタイルでした。
今回のコレクションで印象的だったのは、ホワイト×柄シャツの組み合わせと、ホワイト×ブラウン系のコーディネートです。
どちらも今年の夏に人気になりそうなスタイルで、
バルバらしいエレガントな抜け感がありました。
シャツアウターとパンツのセットアップ、麻素材を取り入れたリゾートスタイルなど、どのスタイリングも完成度が高く、「こういう着こなしを日本でも提案したい!」という気持ちになりました。
今回ご紹介したいバルバのシャツ
今回、
バルバのショールームを訪れて一番に目が止まったのが、このスキッパーカラーのリネンシャツです。
バルバが「色気が出すぎず、バランスがいい」と自信を持って勧めてくれたモデルで、実際に見た瞬間に「これは日本でも絶対に紹介したい!」と思いました。
スキッパーカラーというと、開き過ぎて少し決まりすぎる印象のものもあるのですが、このモデルは絶妙なバランスで、大人の色気と品のよさが共存しています。
CULTOシリーズのリネン素材で仕立てられており、軽やかで涼しく、リゾートにもデイリーにも使える万能さがあります。
そして、イタリアのシャツにしては、非常に珍しく、隠し釦ダウン仕様になっており、
襟が美しく収まる仕様になっています。
日本国内では紹介されていないモデルでしたので、
ぜひ国内で紹介したいとショールームで交渉して実現したモデル。
ブラックの無地、ストライプバリエーションが登場しますので、ぜひお楽しみに。
バルバの職人技が光る手縫いの鳥足ボタン付けやアイコン刺繍入りのガゼットなど、細部のこだわりもぜひ手に取って感じていただけたらと思っています。
バルバのファミリーとも、今回も温かく迎えていただきました。
ショールームには小さなお子さんの姿もあり、おじいちゃん世代から若い世代まで、家族みんなが自然な形でそこにいる。これがイタリアのファミリービジネスのコアなところだと、毎回ここに来るたびに感じます。3世代と簡単にいいますが、日本にも合った文化だと思います。自分も祖父母から学んだ事が沢山あります。だからこそ、この場所で3世代と写真をとらせてもらったことは本当に嬉しかったし、写真は額に入れて飾りたいぐらい好きな一枚です。
日本では、仕事と家族の時間を分けることが当たり前のようになっていますが、イタリアのファミリービジネスは違います。ブランドの哲学も、ものづくりへの姿勢も、家族の中で自然に受け継がれていく。言葉で教えるのではなく、日常の中で子供たちがそれを見て育っていく。だから何世代が経っても、ブランドのDNAがブレないのだと思います。
バルバのシャツが持つ「ナポリの手仕事の温かさ」は、こういう場所から生まれているんだと改めて実感しました。工場の技術だけでなく、家族の絆そのものが、一枚一枚のシャツに宿っているような気がします。
こういう繋がりを大切にしながら、
バルバの服を日本のお客様にお届けし続けたい。そう改めて思った、充実した訪問でした。
あの日、バルバと交わした「約束のシャツ」に新バリエーションが登場
改めて今回オーダーしたシャツが入荷しましたので、追記させて下さい。
私たちがどうしても形にしたかった「もう一つの特別なモデル」を皆様に紹介する事が出来る事が出来ました!
現地で
バルバのチームと熱く語り合う中で、「大人の男が最も美しく、リラックスして着られるリネンシャツを作ろう」と意気投合し、その場で約束を交わして創らせてもらったのが、この
スキッパー型リネンシャツです。
イタリアの乾いた風が通り抜けるような極上のリネン素材に、ボタンを外さずとも絶妙な胸元の開きを演出するスキッパー襟。カチッとしすぎず、それでいて
バルバならではの上品な仕立ての良さが際立つ、まさに大人のための贅沢な一着が完成しました。しっかりと写真でみせたいのですが、襟が綺麗に立つように表地と裏地のカッティングをかえ、スマートな仕上がり。
買い付けの感動と、現地での約束がそのまま形になった特別なスキッパー。この美しい一枚でぜひ夏のスタイリングにご利用頂けたら嬉しいです。