1949年にジョゼッペ・マレンツィ氏によって創業されたファッションブランド。
HERNO(ヘルノ)の由来は、工房が置かれていたイタリア北部のレーザという町に流れるエルノ川からとられました。
元々はクラシックな正統派のコートを得意としたブランドですが、日本ではダウンウェアブランドとして人気があります。
2006年にモレノ・ファッチンカーニ氏によってイタリア・ヴェローナにて設立されたアウターブランド。
オールイタリアメイド(100% MADE IN ITALY)で、ファブリックや釦・ジップなどもイタリア製をセレクトする妥協なきアウター。
ダウンはシベリア産のホワイトグースをイタリアで洗浄し、高い反発性を持つ美しい仕上がりが魅力のムーレー(MooRER)です。
とにかく美しいデザイン。
人気のモデル、シーロ(SIRO)・モリス(MORRIS)共にダブルブレストのデザインでエレガントなデザインが圧倒的。
ジャケットの上からも羽織れるON/OFF共に使う事が出来る最強のダウンブランドです。
縫い目のステッチが本当に丁寧で、素材は勿論なのですが、高級感を感じる所以は縫製にあるのだと感じさせてくれるコートです。
一生モノと言われるアイテムはたくさんありますが、ウェアで長く着るならこれ!と断言出来る隙の無さと、定番的で不偏のデザインにも注目してください。
2006年にイタリア・ミラノを拠点に、日本とポーランド、そしてイタリアの三カ国で作りだされたブランド。
タトラス(TATRAS)の代名詞は、ポーランド産のホワイトグース。800フィルパワーという高反発のダウンのみを利用するダウンブランドです。
2013年に発表したRラインを筆頭に、様々なコラボレーションでコレクションブランドとしての地位を不動のものとしております。
1969年に、アルベルト・アスペジ氏がミラノ郊外にシャツメーカーを設立。良質なシャツでブランドを発展させ、トータルファッションを表現するブランドとなりました。
ミラネーゼの定番ファッションとして、クラシックなデザイン、新しい素材を取り入れたコレクションが人気。
クラフトマンシップ、物作りを起源としたアスペジらしいコレクションが魅力のブランドです。
100年以上の歴史を持つ、イタリアのラグジュアリーブランド「ルビアム」のカジュアルライン。
ブランド名は、創業者のルイジ ビアンキ(LUIGI BIANCHI)氏の頭文字と創業の地マントバ(Mantova)の頭文字をとり、創業年である1911を組み合わせたブランドです。
スポーツラインという位置づけですが、創業の地で今もなお家族経営を守り、職人が創りあげるジャケットが象徴的なエルビーエム L.B.M.1911 です。
2009年にジェラルド・ダルジェーニオ氏がイタリア・バーリに設立したブランド。スウェット素材をジャケットに使用し、着心地の良い大人のスタイリングを作り出しています。
1901年創業の老舗テキスタイルメーカーS.G.L.社に勤めた経験を活かし、リラックス出来るドレススタイルを創り上げました。
セットアップも含めインナーウエアも発表し、日常生活全てをリラックスして生活出来る「イージーアウトフィット」がコンセプトです。
「イージージャケット」というコンセプトで、日本のジャケット市場を席巻したチルコロ。
その後、スウェット素材で体に馴染みストレッチも気持ち良いジャケットが、国内だけでなく、世界のブランドが一気に追随しました。
そのようなインパクトのあるジャケットは、スウェット素材にプリントを重ねたり、リネン素材を加えたりと、大きく進化を遂げています。
夏のスウェットは暑く感じる部分もある為より軽量化を図ったりと、常に世界をリードする、着心地の良い服を提案するブランドです。
チルコロのオーナー、ジェナーロ・ダルジェニオ氏との インタビューの様子はこちら から
チルコロの特集はこちら から
肩パッドのない柔らかな仕立てこそがラルディーニの特徴。
確かな縫製技術があるからこそ、美しいラインを作る事が出来、フォーマルなシーンにも着る事が出来る、エレガントなジャケットに仕上げています。
アイコンとして、ブートニエール(花の飾り物)ラペルのボタンホールに着けられたアイコンは、ラルディーニが一気に広めたと言っても過言ではありません。
イタリアらしい遊び心こそ、ラルディーニの真髄。さり気ないオシャレを表現出来るジャケット。素材のセレクトと縫製の組みあわせ。
ラルディーニはクラシックかつ大人の遊び心を捉えた商品です。
1968年にナポリの生地商であったチーロ・パオーネ氏を中心に、エンリコ・イザイア氏、チェザーリ・アットーニ氏、ルチアーノ・バルベラ氏というメンバーで立ちあげたブランド。
その後クラシコイタリアを支えるメンバーで作られたブランドは、職人の技術と素材使いにてスーツ独特のしなやかさと着心地を創りあげました。
今なお、袖を通した瞬間にわかる風合いこそ、キートンに受け継がれた伝統と情熱を体現出来る1着です。
1890年代に、ピエロ・ボリオリ氏がメゾンを立ちあげ、その後息子のジュゼッペ・ボリオリ氏が引き継ぎアトリエを開設し世に広めた、100年を超す歴史を持つブランド。
ユーズドのような「くたっ」とした風合いをコットンを加工した生地で実現したコートモデルが有名なボリオリ。
美しいシルエットと着心地や、堅苦しさを感じない優しい雰囲気を持つアンコンジャケットが魅力のブランドです。
1953年にカロリーナ・フィナモレ氏がイタリア・ナポリに創業したシャツブランド。
創業当初は、カロリーナで数人のお針子さんとシャツを縫うというスタートだったブランドだけに、丁寧な縫製、細部まで美しく縫い上げられたシャツに圧倒的な存在感があります。
1979年に創業のドレスシャツメーカー、カミチュリア・サンフォート社を母体に持つブランド。
創業者の息子でもある、ヴィンツェンツォ・サンソーニ氏が南イタリアのプーリアにて創ったカジュアルラインのシャツコレクションがジャンネット(giannetto)です。
ファミリー企業として、シャツ1枚1枚に職人の想いがこめられています。
アイコンとしての太陽。南イタリアの特徴でもある、プーリアの太陽ある世界。
ジャンネットのシャツもこの太陽と同じく、なくてはならない存在になるとの思いから第2釦の上に刺繍が施されています。
生地を切るところから、縫製・出荷まで全ての工程を自社の工場にて一貫して行い、スタンダードな品質を作りだしています。
イタリアンカラーの美しいシルエットは、奇をてらうことなく安定した美しい形。
シャツファクトリーから脈々と流れるイタリアのカミチェリアとしてのプライドを現代にも表現するシャツブランドです。
ジャンネットの特集はこちら から
1957年にルイジ・ボレリ氏によって、イタリア・ナポリに創業したシャツブランド。
それまでの平面的な縫製が当たり前だったシャツの概念を覆し、人間の丸さ、そして、手作業の縫製を取り入れる事で柔らかなシャツラインを持つ、美しいシャツに仕上げました。
ナポリシャツの代名詞として、「着たときに一番リラックスして貰えるシャツ」をコンセプトに、体に馴染む立体裁断を施しています。
1964年にアントニオ・バルバ氏とヴィットリオ・バルバ氏の兄弟が、イタリア・ナポリに創業したシャツブランド。
クラシックの中にモダンな感性を生み出すデザインが人気になりました。
素材の良さは言うまでも無く、ナポリを象徴するハンドステッチの技術と掛け合わせ、アームホールなどシャープなカッティングに特徴があり、細身に見せるシルエットも着心地が良い唯一無二のシャツブランドです。
1975年にイタリア プーリアにパンツ専業会社としてICOMAN2000を設立。そして、2007年におりなるパンツブランドとしてベルウイッチは誕生しました。
100%メイドインイタリーとして、素材・部材も含めて、イタリアで作りだす世界感を大事にしているパンツブランドです。
トレンド感も加味した多彩なフィッティング。シーズンを重ねて発表される個性的なデザインに人気があります。
ベルウイッチといえば、インプリーツ。
ノータックが全盛でタイトなラインが圧倒的な人気を誇る中、ウエスト周りをゆるめにテーパードを効かせたラインで美しさを伝えるモデルが注目を集めました。
そして、「SAKE」モデルが時代の流れに乗り、日本国内でも大ヒット。
クラシカルな雰囲気を演出しつつ、現代的でもあるデザイン。
その、絶妙のカッティング、時代に合わせてデザインを創り出す事が出来る事こそがベルウイッチの魅力です。
ベルウィッチの特集はこちら から
トリノで4代続く、生地メーカー「コーベル社」のオリジナルパンツブランドとして、2008年にPT01(ピーティーゼロウーノ)としてリリースされたブランドです。メンズクロージングにおいて、もっとも重要なアイテムはパンツであるというコンセプトの元作り出されています。
優れた仕立てと上質な生地、そして唯一無二のシルエットと、完璧なパンツ。
毎年発表される新しいラインで世界感を演出出来る、総合的なパンツブランドです。
PT01(パンタローネ トリノ)=トリノのパンツはNO1という情熱的なブランド名から、2020年にPT TORINO(ピーティートリノ)とブランドの名前を変えました。
お尻周りから太ももへと包み込むような穿き心地と、裾に向けてのほっそりしたテーパードのラインは圧倒的で、細くても穿き心地が美しいという、デザインとの両立を実現させた美しいパンツです。
情熱を大事にするPT TORINO(ピーティートリノ)らしく、パンツに掛ける思いをディティールに刻み込み、個性を表現するブランドに仕上がっております。
イタリア ナポリの東に位置するフォー店インダストリー社が手がけるパンツ専業ブランド。
会社としての歴史は長いが、ブリリア1949としては、2007年にミケーレ カリッロ氏が発表したブランド。
1949年はファクトリーの創業者でもある、カリッロ氏が生まれた年号。イタリアに根付くサルトリアの知識と技術を使い、伝統だけではなく、グローバルへのチャレンジ精神を発揮するパンツブランドです。
クラシックなデザイン・ディティールを得意とするイタリア製パンツですが、エコにも意識が高く、サスティナブルなコレクションにも注目が集まります。
スーツ・パンツの縫製を学んだ、ミケーレ氏が作る世界感は非常にベーシック。
パンツといえば、ライン。ラインが全てのコーディネートの要素を決めるという考えがあり、その為スポーティーでエレガントなラインを作りだします。
また、毎年同じという事はなく、ファッションは生き物であるため、少しずつシーズンによって形を変えていることも特徴。
その世界感、確かな品質こそがブリリアの持つ魅力です。
ブリリアのオーナー、ミケーレ・カリッロ氏へのインタビューの様子はこちら から
1951年にイタリアのヴェネチアで創業したブランド。アパレルメーカー「スローウエア」グループの中心的ブランド。
イタリアのサルトリア仕様のトローザーズは、ラインの美しさも含め、イタリアだけで無く、日本国内でも人気。
とくに、「30」モデルは旬のシルエットかつ、定番ライン。ON/OFF問わず、エレガントなスタイルを発揮し続ける美しいパンツブランドです。
インコテックスといえば、定番人気なのが30型。
いわゆるテーパードの効いた美しいラインでイタリアブランドのパンツとしてはベーシックなのですが、
膝下のゆるいテーパードではなく、渡りから裾に向かってグッと強めにテーパードがかかっているんです。
インコテックスならではの美しいシルエットは、いつの時代も変わらず支持されています。
インコテックスの特集は こちら から
1955年にイタリアのセルパットツァーノで創業したG.T.A.(ジーティーアー)モーダ社が生み出すパンツブランド。
美脚、特にヒップを包み込むような美しいカッティングラインが魅力的なパンツです。
日本国内では、ミリタリー色の強かったカーゴパンツをドレス仕様にカスタマイズし発表。細身のカーゴが人気となり、「GTAといえばカーゴ」という流れを生み出しました。
1975年にアンドレア・サントーニ氏がイタリア・チビタノマルケに創業した高級紳士服。創業してすぐに品質の高さを認められ、ニューヨークにフラッグシップ第一号店を出店。
アルティジャーノ精神は、職人一人一人に根付いており、縫製の確かさ、染色の美しさはイタリアだけで無く、世界を代表する紳士靴ブランドです。
グッドウェルト製法とマッケイ製法を両方扱い、さらにはソールをつける技法をたくさん有する技術力の高いシューズファクトリーです。
1929年にアメデオ・テストーニ氏がイタリア・ボローニャに創業した靴ブランド。
代々靴職人の家系に生まれ育ち、生粋の職人であるテストーニ氏が作りだすシューズです。
彼が開発したボロネーゼ製法(靴の全部に特徴的な袋状のアーチが出来る製法)が有名なように、高い技術・職人を大事に作りだされた靴は、美しいフォルムと縫製の確かさで長く穿き続けていただける事でも有名です。
イタリア モンテカティーニ テルメに工場を構えるファクトリーから作りだされるプレディビーノ。CEO兼デザイナーであるエンリコ氏は、同地で3代靴を創り続けてきた靴職人でもあります。
マッケイ製法に特化し、リーズナブルで履き心地の良いイタリアらしいフォルムを得意としたファクトリーです。
日本人の足に合ったラストも含め、履き心地も良く普段使いに履いて頂くには最適の一足に仕上がっています。
イタリアらしいセクシーなフォルム。それは、職人さんが脈々と伝えられた思いを形にしたシューズだから。
自分達の手で仕上げた靴は、全てが全く同じという事は有り得ない。一足一足に個性があり、そこには、どうしても説明の出来ない魅力がある。
そしてハンドカラーペインティングこそ、プレディビーノの魅力。
独自のカラーレシピを継承する職人が、重ね塗りをしながら作りだす世界は唯一無二の一足を創りだしてくれます。
独特のカラーはイタリアメイドだからこその存在感。
この発色も含めた、ハンドペイントの美しさを楽しんで欲しい一足こそがプレディビーノの魅力です。
プレディビーノのオーナー、エンリコ氏への インタビューの様子はこちら から
プレディビーノの特集はこちら から
オクテット バイヤー
林啓成
株式会社林商店にて、2003年よりスーツのバイヤーから経歴をスタート。
当時多くの紳士服路面店であったように、ビジネススーツを中心に販売するお店から、イタリアを中心としたカジュアルアイテムを選んだ大人のセレクトショップへと変革させました。
イタリアでの直接買い付けからスタートし、現在はイタリアの工場に直接オーダーをお願いしたり展示会へ定期的に出張するなど、日本により良い、より新しい商品をいち早く紹介。
イタリアの文化とも感じる、おじさん男性の元気が良いところを日本に輸入したい!との思いで、 いくつになっても男性もファッションを楽しめる日本に変えたいと奮闘しています。
スタイリストとしてもNHKの番組に出演経験を持ち、2021年も企業にてファッション講座を定期的に開催し、メンズファッションを男性が容易に楽しめるものになるよう活動しています。
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